「ソンバーユ」でデリケートゾーンの黒ずみは解消できる?

『馬油(ばーゆ)』を皆さんはご存知でしょうか。馬油とは読んで字のごとく、馬からとれるアブラのこと。なんと馬油は大昔から今日に至るまで、一般市民に広く愛用されてきたロングセラースキンケアアイテムなのです。

だがしかし!「馬のアブラかぁ、なんかケモノ臭そう~(笑)」と思い込んで、一度も馬油を使ったことのなかった私。ある時、何気なくデリケートゾーンの黒ずみ解消について調べていると、『ソンバーユ』という馬油製品の名前が目にとまりました。

それから気になりだして、馬油というモノをよくよく調べていくと、様々な効果をもつ優れものであることが判明。そしてソンバーユは、その馬油を100%使用したスキンケア商品です。「これってデリケートゾーンの黒ずみケアに使えたりして…?」と考えついたので、今回はそんなソンバーユについてご紹介していきたいと思います!

ソンバーユってどんなもの?

ソンバーユは天然の馬油100%のスキンケアアイテム成分無調整の馬油を100%使用しているものです。つまるところ成分は純粋な馬油のみですので、まずは馬油について説明していきますね。

<馬油の歴史はかなり長い>

馬油の歴史は古~く、5世紀ごろの中国では、すでに民間に普及していたんだとか。(※諸説あります。)それから日本に伝わったのが、奈良時代ごろと言われています。(※これも諸説ありますw)ということは、すごーく昔から人々は馬油の効能を知っていて、普段使いしていたというわけなんです。

当時から馬油はスキンケア以外でも、主に軽度のやけど・ヒビ・切りキズ・そして痔(ぢ)などの、民間治療薬としても使われてきました。まさにお肌の万能薬ですね。あ、でも厳密に言うとお薬ではないですよ。現代ではさすがにやけどに塗ることはあまりないでしょうし、痔だってボラギノールがあるし…(笑)

っていうことで、今は主にスキンケアアイテムとして普及しています。

<馬油はヒトの肌と相性が良い>

人間の肌を良好な状態に保つために一番適している成分は、皮脂(角質層の細胞間脂質)”です。それに最も近い自然のアブラが馬油なのです。
お肌の細胞と細胞の間にある脂質の主成分は、セラミドというもの。セラミドのもつ役割は肌のキメを整えるほか、うるおいを保ちつつ、外部からの様々な刺激から肌内部の組織を守るという、非常に大切なものです。

馬油に含まれる馬セラミドセラミドと同様のはたらきをしてくれるので、人間の肌との相性が非常に良いのです。馬油を肌に塗ると角質層まで浸透して、不足した脂質を補い、良好な状態に保ってくれます。

<馬油の作られかた>

馬油を採るためだけに馬を殺めることはまずありません。食用や廃棄されてしまう馬などから馬油は採られますが、部位によって油の品質が違うということはないそうです。馬油の基本的な精製工程を以下に記してみました。

  1. 馬の肉をすりつぶす。
  2. 90度くらいの蒸気で加熱して溶かす。
  3. それをろ過すると、薄く黄色っぽい馬油に。
  4. 農薬や化学物質などを取り除くため、更に蒸気で洗浄。

→→→不純物の無い、純粋な馬油の完成!

メーカーによっては精製方法や加工など、工程が異なりますが、馬油の品質を決定づけるのは馬の部位ではなく、その作り方なのです。

ソンバーユの基本的な使いかた

ソンバーユの使いかたですが、特に決まりはないんです。口の中にも、鼻の穴の中に塗っても大丈夫なんですよ。ソンバーユは顔や身体、髪などとにかく全身に使える、とっても便利な優れものです。

さて、気になる使い心地ですが、口コミを見てみると、思ったほどベタつかないという声が多いよう。(もちろん感じ方は個人差があるでしょうから、ご自分でちょうどイイ量を見つけてくださいね。)

使いかたに決まりがない分、おもしろい使いかたをしている方もいらっしゃいます。たとえば・・・

  • 洗顔後のツッパリ予防に、洗顔前に使用。
  • なんとクレンジングにも使える。
  • 乾燥肌対策のパックにも。

などなど。「洗顔の前だなんて斬新!」と思ったら、この方法、美容家のIKKOさんのご提案だそうです。おそるべしIKKOさん。いや、ソンバーユw

ソンバーユは黒ずみに効く!?

ソンバーユの原料は馬油です。馬油にはこれといって美白成分が入っているわけではないため、デリケートゾーンにできてしまった黒ずみを薄くする効果は、期待しないほうが良いでしょう。

けれども、デリケートゾーンに塗って保湿し乾燥や摩擦から守ってあげることで、新しく黒ずみができてしまうのを軽減することは可能だと思いますよ。

ソンバーユって安全?副作用は?

食べても問題ないほど安全馬油100%のソンバーユは、副作用の心配もほとんどないと言われています。基本的には赤ちゃんにも使うことができる上、天然の成分なのでとても優しいものとなっています。

しかし超敏感肌の方などは、ごくまれに体質によって刺激を感じたりアレルギー(馬など)があったりするかもしれません。パッチテストをするまでもないとは思いますが、安心して使いたい方は念のためにテストしてみてもいいでしょう。

ソンバーユの入手方法

ソンバーユはお手頃な価格で、無香料タイプなら、ドラッグストアだけでなく、いろいろなお店で取り扱われています。

実は基本のラインナップは全6種類で、無香料のほかは香り付きです。香りの種類は、バニラ・クチナシ・ヒノキ・ジャコウ・ローズの5つ。香りによって外箱と容器の色がすべて異なっています。この香りつきソンバーユは通販限定みたいですね。

香り付きタイプはケモノ臭さが軽減され、リラックス効果もあって魅力的ですが、肌がとても敏感で、香料による刺激を避けたい方や、成分は絶対100%馬油のものが良い!という方には、無香料タイプを強くオススメします。

それと、馬油を使用した製品は他にもたくさんありますが、薬師堂の馬油(ソンバーユの主成分)に限っては、日本で初めて化粧品の原料として認可されたものなんですよ。馬油の登録商標は薬師堂だけのもので、他社が「馬油」という文言で商品を売ってはならないのが決まりなのですが、なぜかいっぱい出回っているのが現状のようです(笑)

ちなみにソンバーユは説明したとおり、馬油の先駆け的存在ですので、日本での馬油の基準』は薬師堂のソンバーユ(無香料タイプ)と言えますね。「馬油」という言葉を作ったのも薬師堂といわれています。

<ソンバーユのニセモノが出回っている!>

中国でソンバーユの不正模造品(ニセモノ)が数種類発見されているので、間違えて買わないように注意してください。ニセモノということは品質も良いとは言えないでしょうし、お肌に悪い成分が含まれている可能性だってあります。

ソンバーユの公式サイト(薬師堂のホームページ)にて、本物とニセモノの見分けかたが記載してあるPDFをダウンロードできます。旅行などで中国へ渡航予定のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

まとめ

では、いきなり結論!馬油自体に美白成分は特に無いので、ソンバーユを黒ずみの気になる部位に塗っても、黒ずみを薄くする効果は期待できません。ですが前述した通り、保湿効果のあるソンバーユをデリケートゾーンなどに塗ることで、乾燥や摩擦を軽減し、黒ずみができるのをある程度防ぐことは可能だと思います。

すでにできてしまった黒ずみを薄くするなら、ソンバーユを塗るよりも、ハーバルラビットイビサクリームなどのデリケートゾーン専用の美白クリームを使った方が早くて確実かと思われます。

デリケートゾーンの黒ずみ専用クリームは、当サイトでもいくつかレビューを載せているので、気になった方はそちらも見てみてくださいね。

↓↓↓コチラは私が愛用しているハーバルラビットです。

黒ずみケアにはハーバルラビットがオススメ!

2017.03.06

以上、ソンバーユのご紹介でした!