グリチルリチン酸2Kって?注目の黒ずみケア成分をご紹介!

注目の美白成分として数多くの化粧品に配合されている、グリチルリチン酸2K(”2K” は「ジカリウム」と読みます)。実は美白というよりも、敏感肌用やニキビケア用の基礎化粧品などに含まれているのが主流のようです。今回は、そんなグリチルリチン酸2Kが黒ずみにどのようにアプローチしてくれるのか?安全性は?などなど、気になるところを詳しくご紹介したいと思います!

グリチルリチン酸2Kってどんなもの?

グリチルリチン酸2Kは、「グリシルリジン酸二カリウム」「グリチノンK2」などとも呼ばれます。漢方薬の原料となるカンゾウ(甘草)という薬用植物の根からとれたグリチルリチン酸を、カリウムと化合させたものがグリチルリチン酸2Kです。それ自体は白い粉で水に溶けやすい性質があり、舐めるとグリチルリチン酸特有の甘みがあります。

グリチルリチン酸2Kは医薬品・化粧品・シャンプー・育毛剤、さらには醤油など食品にも甘味料として含まれるなど、幅広い製品に含まれています。抗炎症作用抗アレルギー作用をもっていてかなり使えるというわけで、これが用いられる化粧品としては敏感肌用、乾燥肌用、オイリー肌用や混合肌用など、ほぼすべての肌質に対応可能。身近な医薬品では、風邪薬なんかにも入っていたりするんです。

グリチルリチン酸2Kが黒ずみに効く理由とは?

冒頭でも述べていますが、グリチルリチン酸2Kには直接的な美白効果はありません。しかし、なぜ黒ずみに効果があると言われているのか、とても気になりますよね。そこにはグリチルリチン酸2Kがもつ、肌荒れを防いだり沈静化する作用が深~く関係しているのです。

肌に黒ずみができてしまう原因をご存知でしょうか?それは下着や衣服による締めつけや摩擦、洗いすぎによる乾燥だけではありません。加えてデリケートゾーンに至っては、悲しいことに黒ずみができやすい部位でもあります。生理用品などによるムレやかぶれによって肌が弱ってしまう上に、皮膚が薄く非常にデリケート。そのため、刺激というダメージを受けやすいのです。

そして肌にダメージを与え続けると、皮膚の奥深くにあるメラノサイト(メラニン細胞)というものが活性化し、本来、紫外線などのダメージから肌を守るための”メラニン色素”を過剰に作り出し分泌。このメラニン色素が肌の表面に現れて沈着したモノ、それが黒ずみの原因なんです。

しかも、肌は乾燥していると炎症が起きやすい状態にあり、さらに古い角質が残りやすく、残って厚くなった古い角質も黒ずみの原因に。

グリチルリチン酸2Kは、肌がそのようなダメージを受けるのを防いだり、起こってしまった炎症を沈めてくれます。そういった作用があることから、直接的な美白成分ではないにしても、黒ずみができるのを防ぐほか、できてしまった黒ずみを解消するのを助けてくれるのです。つまるところ、”美白するのを強力にサポートしてくれる成分”と言えるでしょう。

グリチルリチン酸2Kって安全?副作用は?

グリチルリチン酸2Kは一日に40mgを超える量を摂ると、「偽(ぎ)アルドステロン症」という副作用を発症してしまう可能性が。偽アルドステロン症とは、血中のアルドステロンが増えていないにも関わらず、「アルドステロン症」という病気の症状が起きてしまう病態です。

アルドステロンとは一種のホルモンのことで、副腎(ふくじん→腎臓のそばにある内分泌器の一つ)から分泌されて体内に水と塩分とを溜めこみ、 カリウムの排泄を促して血圧を上昇させます。このホルモンが過剰に分泌されて起こるのが「アルドステロン症」です。

主な症状は、手足の力が抜けたり弱くなる・血圧が上がることが知られています。このほかにも、
筋肉痛・体のだるさ・手足の痺れ・こむら返り・麻痺・頭痛・顔や手足のむくみ・喉が渇く・食欲低下・動悸・気分が悪くなる・吐き気や嘔吐
などの症状があげられます。

でも心配しないで!摂り過ぎなければ大丈夫!

上記を見て「なにそれ怖い!」と思った方、安心してください。副作用が出るのは多量のお薬などで体内に過剰摂取してしまった場合ですので、身体に塗る分にはなんら問題はありません。

そしてグリチルリチン酸は植物から取れる天然の成分。下記でグリチルリチン酸2Kを配合している製品をご紹介いたしますので、使い方を間違えない限り安全なものであるということを、存じていただけるかと思いますよ。

グリチルリチン酸2Kは、身近なあの商品にも!

グリチルリチン酸2Kを配合している製品はたくさんあって、その中でも身近なものだと、基礎化粧品が特に多いと言えるでしょう。そこで、私が配合を確認したものの中でも、ドラッグストアなどで手に入れやすく、また有名な銘柄のものを一部ご紹介します!

女性向け基礎化粧品では…

  • ちふれ「化粧水」
  • 無印良品「高保湿化粧水」
  • セザンヌ「モイスチュアリッチローション」
  • 専科「美容液から作った化粧水」
  • 肌ラボ「薬用極潤スキンコンディショナー」
  • EVITA「ホワイトニングローション」
  • HABA「薬用VCローション」

◆男性向け基礎化粧品にも!

  • OXY「モイストローション」
  • GATSBY「スキンケアウォーター」

◆敏感肌用、ニキビ肌用だと…

  • アトピコ「ローション」
  • ノエビア「アクネトーニングローションN」

…などなど!探すともっとたくさんあるんですよ~。

さらに、当サイトでもレビューにてご紹介している、

  • ハーバルラビット
  • イビサクリーム
  • ヴィエルホワイト
  • 薬用アットベリー
  • ピューレパール

これら黒ずみケア用アイテムにも、グリチルリチン酸2Kは有効成分として含まれているんです。

先ほども申したとおり、副作用である偽アルドステロン症が起きることは、身体に塗って使う場合にはまず無いと言っていいでしょう。それどころか、グリチルリチン酸2Kはお肌のコンディションを整えてくれる優れた成分。それでは、配合されている上記黒ずみケアアイテムをうまく活用して、効率的なケアをしていきましょう!

ちなみに、私の一番のオススメはハーバルラビット。愛用中です^^

黒ずみケアにはハーバルラビットがオススメ!

2017.03.06