お風呂に入った後なのにデリケートゾーンのムズムズするかゆみ…一体どうして?
こういった女性の悩みを最近よく見かける気がします。
部分が部分なだけあって、デリケートゾーンのニオイやかゆみってなかなか周りに相談しづらいことですよね。
私も普段は意識していませんでしたが、最近なんだかちょっぴりかゆみが気になるような。
デリケートゾーンの汚れやニオイ改善の為のお手入れはしているハズなのにどうしてだろうと思い、ふとお風呂あがりに身に着ける下着を見てみたところ、
洗濯したばかりの下着に、落としきれなかったシミがある事に気が付きました。
そう!職業柄、洗濯をするのもとりこむのも帰宅後の夜になりがちで、洗濯しても落ちきっていない下着の汚れにこれまで気が付かなかったのです。
これではいくらデリケートゾーンの汚れやニオイが無くなるようケアしていても本末転倒ですね…
もしかして最近のムズムズかゆみやニオイの原因ってこれ…?このまま放っておくのはダメなのでは?と思い、
下着にしみついた汚れによるデリケートゾーンのニオイやかゆみの原因について色々と調べてみる事にしました。
ケアは怠っていないのにデリケートゾーンのニオイやかゆみが気になる原因
入浴中のデリケートゾーンの正しい洗い方や、ケア方法については以前何度かご紹介をしてきましたが、
今回は身に着ける下着によるデリケートゾーン周りの悩み事について深く追究していこうと思います。
そもそも、正しい洗い方やケアをきちんとしているのになぜ下着の汚れによるニオイやかゆみが気になるの??
結論から言うと、
「下着の汚れはデリケートゾーンのニオイやかゆみに影響する」
からです。
例えばこんなこと、ありませんか?
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下着に染み込んで洗い残ってしまうのは大体この3種類だと思います。
染み込んだ経血
女性のカラダはちょっとした変化や気持ちに大きく左右され、自分自身のカラダでもコントロールが難しいもの。
思わぬ時に生理が来てしまうこともありますよね。
出先でいきなり始まってしまった生理による下着汚れは、すぐに水でじゃぶじゃぶ洗い流すこともできないですしTT
では、下着にしみついた経血が臭ってるの?というと、実は血液自体は無臭!
とはいえ経血の中の純粋な血液というのは10%程度。
残りの90%を締める「不要になった子宮内膜や粘液、分泌物、酵素」などが、雑菌のエサとなって繁殖!ニオイを発生させているんです。
おりもののシミ
昔は栄養バランスが取れた和食が食べられていましたが、
現代の日本はどちらかというと肉食メインの多国籍な食事であるため、
動物性脂肪が原因で体臭がキツクなったり、ワキガ体質の人が増えているそうです。
体臭がキツクなってからや、スソワキガの人が正しい洗い方をしていても、
アンダーヘアの処理をせずほったらかしにしていた場合、毛が汗やニオイの元となる雑菌をこもらせてしまい、
結果的に下着に付着するニオイの原因となってしまいます。
皮脂や汗
夏場は汗をかく事により下着が湿り、冬場はついつい寒くて下着の上にオーバーパンツ(スパッツ)やタイツを重ね履きをして夏場と同じように蒸れたり、
汗をかいた場合、夏よりも厚着な分通気性が悪く、長時間下着が湿ったままなんていうことも。
これは雑菌が繁殖しやすい環境になってしまい、
垢等を栄養にした雑菌の温床に…。ニオイやかゆみの原因となってしまいます。
女性の肌が刺激に弱くなったり炎症を起こしやすくなる・かゆくなる一番の時期は生理前、次に生理中ですが(個人差があります)、
おりものや経血蒸れによるかゆみは勿論の事、
女性ホルモンの影響により免疫力が低下したり、肌が乾燥しがちになったりする事も大敵です。(乾燥しやすくなる=かゆみが起きる)
皮膚が薄く刺激に敏感なデリケートゾーンが、下着の洗い残しで付着した経血・おりもの・皮脂や汗などの汚れにかぶれてしまったり、
雑菌でニオイも強くなり、それが原因で膣カンジダ症になってしまうなんてこともあるようです。
膣炎を直したところで、下着についた経血痕やおりものの洗い残しがあるままでいると、
完治⇔下着の洗い残しや汚れが原因のニオイやかゆみのイタチごっこになってしまいますね…。
どうしたら下着の汚れを取り除ける?ニオイやかゆみを防止する方法
色々な例を挙げてみましたが、
経血の場合、その成分が受精せずに使わず周期を迎えた子宮内膜(子宮の中の粘膜)、
膣や子宮からの分泌物、酵素など、一旦布繊維に付着してしまうとちょっとやそっとでは落ちづらい成分でできていて、
仕方なく下着に経血やおりものが付着したまま日中を過ごし時間が経ってから洗おうとしても、
既にしみ込んでしまった成分を取り除くのは難しいです。
(私自身も、外出中に生理が来た事に気が付かず帰宅してショーツを脱いだら大惨事!になったことがあります(泣))
そこで、下着の汚れによるニオイやかゆみの悩みを一つずつ改善していく方法をいくつかまとめてみました。
下着に汚れをつけないように意識する!
当たり前のことですが、まずは下着が汚れないようにする事が一番手っ取り早いですね!
一番身近かつ安価で出来る事といえば、パンティライナーを下着に着ける事です。
私の調べた所では、女性の約6割弱の方がパンティライナーを普段つけないとのこと。
かぶれてしまう方や、生理の日以外に下着につけるのが嫌な方など、それぞれ事情はあるので一概に着けた方がいいというわけではありませんが、
生理用のナプキンに比べ、おりものシートは薄くてかさばらないですし、何よりお手洗いの時にサッと交換してしまえばデリケートゾーンをいつでも清潔に保てますので、
かゆみの改善はもちろん、ニオイの主な原因である雑菌の繁殖も大幅に解消されやすくなります♪
今おりものシートは、いい香りのもの(もちろん無香料もあります)や、
パッケージが華やかでポーチに忍ばせてワクワクするようなかわいらしいデザインのものなど、
女性のカワイイポイントを押さえた物が沢山ありますので、
「つけない派」の方も一度ドラックストアやコンビニ等で少量入りのものを買って試してみてはいかがでしょうか?
経血の付いた下着の洗い方に注意する!
急に生理が来て、経血やおりものがついてしまった下着は、
お湯ではなく水か水に近いぬるま湯(体温より低いくらい)で、
ゴシゴシではなく、ギュッギュと叩くように洗うのが良いそうです。
お風呂に入った時についでに経血のついた下着を洗う方がいますが(かくいう私も…)
これはNGなようです!
「ちょっと熱いかな?」程度の温度でも、
血液凝固作用により下着についた汚れが固まりほぼ落ちなくなってしまいます。
わかりやすく言うと、タンパク質である卵の白身に少し熱を加えただけですぐに固まってしまいますよね!
洗剤は、家のお掃除に大活躍の重曹やセスキ炭酸ソーダ(血液汚れに有効なアルカリ剤)がオススメです!
重曹やセスキ炭酸ソーダのような弱アルカリ性の成分が、タンパク質である血液やおりもの汚れを分解してくれます。
わざわざ下着の洗濯に使ってられない~!と思いがちですが、
家中の油汚れや研磨に使えるので1つ買っておいて損はないと思います♪
私も重曹やセスキ炭酸ソーダについて調べていて、こんなところの掃除にまで使えるんだ~!と感心してこの後すぐに買いに行きましたw
食生活を見直す!
経血やおりもののニオイが気になる方は、まず食生活を見直してみることも大事な事のひとつです。
皮膚や髪の毛はもちろんの事、経血やおりものも食べたものから作られるので、
油ものや動物性のタンパク質のものを習慣的に食べている人は健康に気を使って食事をとっている人に比べ、
経血の色が黒かったりレバー状のものが出やすくなったりします。
また、そういった体液は下着に一旦付着すると落ちにくいのです…
記事の中間でも触れましたが、野菜や果物などを摂らず、偏った栄養の食生活を続けていると
生活習慣病になりやすくなったり、体臭がキツクなってしまったり、経血の色・ニオイ・おりものの増加を引き起こす原因となります。
野菜やビタミン豊富な果物をしっかり摂って食生活を見直すことで、分泌物のニオイはだいぶ改善されます♪
いかがでしたか?下着汚れが落ちきってないことに気づいてはいても、そのたびに捨てるのはもったいないしそのまま履き続けてしまう人がほとんどではないかなーと、私は勝手に自分だけではないはず!と思っているのですが…w
下着の洗い残しによるデリケートゾーンのニオイやかゆみだけでなく、下着が汚れているのって気持ちが萎えるしキレイなのが一番♪!
見えない所までケアが行き届く女性を目指しましょう!