おりものって気にしてますか?
皆さん、『おりもの』って日々の生活の中で気にしていますか?
私はと言いますと、気になり始めたのは実は中学生から。きっかけは単純なものだったといいますか、お気に入りのパンツがおりもので汚れるのが嫌だなと思うようになったことでした。そこで母に相談したところ、おりものシートという優れものがあると教えてくれて。
今でも、生理中以外はおりものシートを必ずデリケートゾーンのあたる位置に貼っています。
もうこれがとっても快適で。パンツは汚れないですし、汚れたらすぐに張り替えたらOK。最近のお気に入りは香り付きのものと、サラサラティの二枚重ねのおりものシートです。二枚重ねだから、替えを持っていなくても、一回分ははがせばキレイなおりものシートに早変わりなのがお気に入りのポイント。それぐらい、おりものに関しては、どちらかというと敏感な方だと思います。
貼り替えるたびに一応見ているから、最近では、大体見たら体調とかもわかってくるようになりました。それに、パンツを下ろしたときに漂ってくるニオイの変化とかも…
そうなんです。
実はおりものって、デリケートゾーンのトラブルのサインとなっているのです!!
どういう状態がトラブルのサイン?
では、実際どのような状態だとトラブルのサインなのか。詳しくご紹介していきます!
〇おりものの量が多いのみの場合
時々、何だかいつもより量が多いなと感じる時ってありますよね。体調にもよると思いますが、まぁ別に大したことないだろうと何となく見過ごしてしまいがちでもありますよね。
これ、実はトラブルのサインなんです!!
こんな症状、見覚えありませんか?
①生理ではないのに出血する
②出血の血の色は鮮やかな赤色のときもあり、薄茶色のときもある
③ずっと出血しているのではなく、気付いたらなくなっている
④SEXした後、出血する
⑤排尿・排便の際に少し血のようなものがつくことがある
⑥出血しているが、痛みは感じない
⑦結構な頻度で出血する
このような症状が出ている場合、すぐに専門外来で診てもらうことをオススメします。また、臭いもせず色も異常を感じない色であれば「子宮膣部びらん」の可能性を考えましょう。
❓「子宮膣部びらん」とは何か
まず最初に言いますと、子宮膣部びらんは病気ではありません。成人女性であればほとんどの女性に見られるものであり、病気ではない為基本的には治療はいりません。
子宮膣部びらんの「びらん」は、子宮の入り口にあたる子宮膣部がただれているという意味で、更に正しく言いますと、ただれているように見える箇所という意味になります。よって子宮膣部びらんとは、子宮膣部の表皮がただれた状態となり、透けて赤く見えていることを言います。
その為刺激に弱く、おりものの量も増えます。また、タンポンを使用した際やSEXの際に出血しやすいのがこの症状の特徴です。
ただし、子宮膣部びらんの症状は子宮頸がんの初期症状と似ているので、子宮膣部びらんの可能性ありで診察を受ける場合、必ず子宮頸がんの検診も受けるようにしましょう。もし子宮頸がんが発覚した場合でも、早期発見出来れば完治も可能になります。
〇おりものの色・ニオイに異常がある場合
いつもと違って、おりものの色がおかしい、ニオイがキツいなどおりものに異常を感じた場合、性感染症や場合によっては子宮頸がんなどの病気である可能性があります。ここにプラス、痒みもある場合は更に疑う必要があります。
ここで、おりものの色・ニオイ別でどのような可能性が考えられるのか、ご紹介させて頂きます。
◆水っぽい、量が多い
・胃腸がダメージを受けている
・クラミジア頚管炎の可能性あり
・放っておくと不妊症になる可能性あり
◆ヨーグルト状のポロポロしたおりもの
・膣カンジダの可能性あり
・トリコモナス膣炎の可能性あり
・細菌性膣炎・細菌性膣症の可能性あり
◆黄色や鼻水のような黄緑色をしている
・トリコモナス膣炎の可能性あり
・細菌性膣炎の可能性あり
・淋菌感染症の可能性あり
・クラミジア感染症の可能性あり
※発熱や下腹部痛みを伴うこともあるので、
異常が見られたら早めに病院へ行くことをオススメします。
◆何かが腐ったようなキツいニオイ
・細菌性膣炎の可能性あり
・トリコモナス腟炎の可能性あり(痒みもあり)
◆ピンク色や茶色のおりもの
・不正出血をしている可能性大
・子宮がんの可能性あり
・クラミジア頚管炎の可能性あり
・子宮頚管ポリープの可能性あり
おりもののトラブル、解決方法は?
やはり、一番は婦人科等の専門外来で診てもらうこと。私も経験がありますが、勝手な自己判断は症状を悪化させる危険性があります。少しでもいつもと違う異常を感じたら、まずは病院へ行き、医師に判断をゆだねましょう。
また、症状を和らげようとか、予防しようとデリケートゾーンを洗いすぎてしまう方が多いですが…
これは間違った対策・予防方法です!
デリケートゾーン、中でも膣内は特に水やお湯、石けんで洗いすぎてはいけません。念入りに洗う行為は、逆に菌が繁殖しやすい環境を作っていることになっているのです。
デリケートゾーンを洗浄したい場合は、専用のソープや膣内洗浄剤を使用して洗うようにしましょう。また、専用ウェットシートなどで汚れを拭き取るのもおすすめです。
こちらの記事で、詳しくご紹介していますので是非チェックしてみて下さいね♪
もう一つ、おりもののトラブルを減らすのには、おりものシートをこまめに変えることも重要です!
おりものシートは私も愛用者として、その便利であり、かつ使い心地の良さを全面的に押し出したい気持ちでやまやまですが…
実は、こまめに変えないと菌を繁殖させてしまう恐れがあるのです・・・!!
私も、最初はそんなバナナ!と思っていましたが、やはり通気性がどうしても悪くなるのと、衛生面的に、汚れたおりものシートを付けたままだとその部分から菌が繁殖し、膣内に進入してくるとか。。
これには参ったって感じでした、本当に・・・
なので、おりものシートを使用する際は、皆さんこまめに変えることを心掛けましょう。冒頭でもご紹介しましたサラサラティの2枚重ねのおりものシート、とてもおすすめです。普段から、おりもののニオイが気になる方は、せっけんやバラの香りが付いたものがありますので、そちらをオススメします。
これは私が行っている対策方法ですが、ショーツのデリケートゾーン部分にシュッと1プッシュ香水を振っています。これでニオイが消えるわけではありませんが、不快感等は多少緩和されるのでこちらもオススメです。
ですが、これはあくまで対策に過ぎませんので、何度も言ってしつこいようですが、やはりまずは必ず病院へ行きましょう。
まとめ
デリケートゾーンのトラブルって、見落としがちだけれど、実際とっても厄介なものですよね。ですが、早急に対処したりすぐに病院へ行ったりすることで、長引かずに解決できます。なので、あれ?と異常を感じたらすぐ行動しましょう!
また、自分にあったおりものシートを見つけてみるのもいいかもしれませんね。お気に入りのショーツを汚さず、快適に過ごせますよ♪
女性たるもの、デリケートゾーンの悩みにはいつも敏感でありたいなと思います。特にトラブルは、後に大変なことになりかねないので常に気に掛けていたいものですね^^