悪化するとお尻の黒ずみに?!お尻ニキビの対処はどうしたらいいの?

普段なにげなく椅子に座った時に、ピリッと感じるお尻への痛み。

急いで鏡の前に立ってみたら、お尻に赤いニキビが出来ていたという経験はありませんか?

もちろん、顔のニキビも痛いのですが、お尻のニキビって顔に出来たニキビよりも痛いし、赤い気がしますよね。それに、なんと言ってもニキビの大きさが大きい!これじゃ、温泉はおろか、水着になるのすら躊躇してしまいます…。本当に、治るまでブルーな気分が続いてしまいますよね。

男性に比べ目立ちはしないものの、女性の方のお尻にも表面に薄っすらと毛が生えているので、顔に出来るニキビ同様に、毛穴の炎症が起きればニキビができてしまいます。

そして、残念なことにお尻はニキビが出来やすい条件が揃っている場所なのです。

しかも、悲しいことに悪化するとポツポツとした黒ずみになってしまうことも…。

今回は憎きお尻ニキビについて書いてみたいと思います☆

 

そもそもニキビってどうやって出来るの?

では最初に、ニキビができてしまう原因からお伝えさせていただきますね。

ニキビは、皮脂や埃、古くなって剥がれ落ちた角質といった老廃物や汚れが毛穴に落ち込み、毛穴が詰まって炎症が起こってしまっている状態のことを指します。

特に、摩擦が多く与えられている場所では、お肌の潤いを保つ角質層が摩擦によって剥がれ落ち、お肌が乾燥します。

そうすることで、さらに角質の剥がれる頻度が高くなり、毛穴に落ち込みやすくなってしまうのです。また、乾燥肌の場合は、身体の働きとして乾燥を改善しようと皮脂を過剰分泌させようとします。そうなることで余計に毛穴に皮脂が詰まり、炎症が悪化してしまうのです。

 

お尻ニキビは悪化しやすい?

顔のニキビと比べてお尻のニキビって痛みが伴ったり、大きく真っ赤なポツポツに発展して、妙に悪化しやすいと思いませんか?

顔や背中、デコルテと言った場所と同じく、皮脂や汗が活発に分泌される場所であるお尻は、ニキビが出来やすい条件が揃っています。さらに、顔のニキビに比べてしやすく、痛みが出やすい傾向にあります。

なぜかというと、お尻は物理的に加わるお肌へのダメージが多い場所であり、椅子に座った時の圧迫や、吸湿性の悪い下着を履き続けた時に起こるムレのせいで、雑菌が特に繁殖しやすい環境にあるからです。

また、お尻のニキビは、椅子に座った時や着替えをして引っ掻いてしまうなど痛みが出やすく、生活にも支障をきたしてしまう厄介な存在です。

顔にできたニキビであれば触らないように意識しようとしますが、お尻の場合は出来ていてもニキビの存在に気づかない場合が多く、知らず知らずのうちに刺激を与えてしまいがちなのです。

そのため、ニキビの炎症が悪化し、気がついたら真っ赤に腫れあがっていたといったケースもしばしば見られるのです。

お尻ニキビを悪化させる具体的な原因とは?

では、より詳しくお尻ニキビを悪化させてしまう原因を探ってみましょう。

特に、今お尻にニキビが出来て困っているという方は、普段の生活でどれが当てはまっているのか照らし合わせながら読んでみてくださいね♪

▼衣服による摩擦

お尻は常に下着やパンツ、女性であればタイツやストッキングといった衣服と密着している部分です。さすがに、ニキビができるからといって衣服を身につけないわけにもいきません。

特にお尻のほっぺた部分(中央部分)は歩くたびに衣服との摩擦が生じ、意外にも乾燥しやすい場所。お尻は汗や皮脂も多いことから、落ちた角質が毛穴を塞ぎ、炎症が起きニキビへと発展してしまうのです。

乾燥肌の場合はカサカサとした肌触りで確認することができるので、乾燥を感じるようであれば保湿剤を用いて乾燥対策をとってあげることもオススメです。お風呂上りはこまめにボディクリームなどを利用して保湿を心がけましょう。粘膜近くに塗る場合は無刺激タイプの保湿剤を選んであげてくださいね♪

また、下着の素材もこだわるのがポイント。

お尻は汗をかきやすく、衣服とも密着しているため非常に蒸れやすく、毛穴に詰まった皮脂や汚れを好む雑菌が繁殖しやすい場所です。お尻の蒸れを解消してあげるためにも、ナイロンやアクリルといった化学繊維の下着を避け、天然素材のシルクや綿などの下着を身に着けるようにしましょう。そうするだけでも蒸れにくくなるため、ニキビ予防にも効果的です。

 

▼座った状態が長時間続く場合

普段の生活を振り返ってみて、座っている時間が長いという方は注意が必要です。

デスクワークの方はもちろん、ご飯を食べる時や、テレビを見ている時など、常にお尻は体に圧迫されている状態にあります。圧迫されることにより、お尻の皮膚を守ろうと角質層が厚なってしまうのです。

しかしその結果、厚くなった角質層から皮脂が上手く排出できなくなり、毛穴に詰まることでニキビへと発展してしまいます。

特に、座ることで体重がかかりやすい尾てい骨周辺は角質層も厚くなりやすいことから、尾てい骨周辺にニキビが出来やすい人は、適度にスクラブ剤などを使って余分な角質を落としてあげることが良いでしょう。お肌が灰色っぽくくすんでいるという方は角質が厚くなっている証です!

既にニキビが出来てしまっている場合は、スクラブが余計な刺激になって悪化してしまうので、完治するまで待ってから行うようにしましょう。

▼すすぎ残し

フェイスラインのニキビ同様に、洗剤のすすぎ残しはニキビの原因となってしまいます。体を洗っている最中でも、お尻は目に付きにくい場所ということで、実はすすぎ残し起こりやすい場所でもあります。

『きちんと流せていると思っていたら、意外と泡がついていた…』

なんてこともよくありがちです。

すすぎ残しがニキビになってしまう原因としては、シャンプーやボディソープに配合されている油分が原因です。

この油分がお肌に残ることで毛穴に詰まり、炎症を引き起こし、ニキビになってしまうので、対処法としてはしっかり洗い流すほかありません。

もちろん、シャンプーをしっかりながしたつもりでもコンディショナーやボディソープが流れていなかったら意味がありません。お風呂から上がるときは、ヌルヌルしていないか、泡が残っていないかをしっかりと確認するようにしてくださいね♪

お尻のニキビが黒ずみに!?

痛くて目をそむけたくなってしまうお尻ニキビですが、放っておくと悪化してしまったり、最悪の場合、炎症の起きた場所が黒ずんでしまったりと良いことはありません。

そこで必要になってくるのが、適切なニキビケアです。

お尻はムレや刺激がダイレクトに伝わる場所なので、下着は極力肌に優しい天然素材を選び、雑菌が繁殖しないように常に清潔に保つのを心がけましょう。汗や、排泄物が付着したといった心あたりがある場合は、こまめにウェットティッシュで拭いてあげると刺激が軽減されます。

また、下着の上に履くズボンにも気を付け、締め付けの少ない物を選ぶようにすると、余計なムレが抑えられ、刺激が加わりにくくなります。気になって触ってしまうと雑菌が入り込み、炎症が悪化してしまうこともあります。

長引けば長引くほどメラニン色素が排出されるため、黒ずみが残りやすくなってしまうため、炎症が悪化する前に皮膚科に受診するか、ニキビ治療薬を取り入れるように心がけましょう。

 

お尻のニキビとさよならして快適な日々を手に入れよう♪

普段の生活において厄介なお尻ニキビ。

痛いのはもちろんのこと、友達と温泉旅行も恥ずかしくて行けなくなってしまいますよね。きっと、黒ずみが残ってしまったら適切なケアをしなかった自分を悔やんでしまうことでしょう。

しかし、お尻のニキビは生活のちょっとしたことを変えるだけでも軽減させてあげることができます。しっかりとケアをして、お尻ニキビさよならできる生活を送ってくださいね♪