気になる乳首の黒ずみを改善して、理想の色にする方法

乳首が黒ずむ原因について、なんとなくでもご理解頂けたかと思います。
そこでお次は、黒ずみを改善してピンク色にするために実際どんな方法があるのか、見ていきましょう!

  • レーザーで治療
  • 処方薬で治療
  • 黒ずみ用クリームを使用
  • その他の方法

 

レーザーで治療

シミやホクロにレーザーを当てて除去するのと同じように、乳首の黒ずみもレーザーで薄くすることが可能で、最も即効性のある方法と言われています。レーザー治療を扱っているのは普通の皮膚科ではなく、美容外科や美容皮膚科(クリニック)です。

 

即効性があるゆえに、気になるのがデメリット。これがけっこう多いんです。

まず、健康保険の適用がされず全額自己負担となること。1回の治療に通常1万円以上かかり、クリニックによっては5万円近いところも。また、1回では効果がほぼ感じられないため、5~10回ほど通うという手間もかかります。

そしてもちろん、乳首への効果の感じ方には個人差があります。口コミを調べてみたところ、中には「数回通ったけれど、効果が感じられなかった」という方も。

 

それとレーザーはとても強い光を皮膚に当てるので、痛みが生じます

痛みの程度にも個人差がありますが、レーザーの機種が「ピコレーザー」という最新式のものであれば、痛みが軽減される&照射時間も短縮できるようです。

ピコレーザーの他には「QスイッチYAGレーザー」というものがあり、現在ほとんどのクリニックではこちらが採用されています。

 

2機種の違いは、「照射時間の長さ」です。
QスイッチYAGレーザーが1億分の1秒なのに対して、ピコレーザーは1兆分の1秒という短さ。照射時間が短いほど乳首の黒ずみをピンポイントで破壊することができ、他の黒ずんでいない部分へのダメージを大幅に減らすことができる、というメリットがあります。

 

しかし今のところ、レーザーによる乳首の黒ずみ治療そのものを行っている皮膚科やクリニックは少ないです。また、その中でも最新機器の「エンライトン(ピコレーザー使用)」を扱っているところはもっと少ないのが現状です。

近くにそのようなクリニックがないと、レーザー治療はあまり現実的な方法ではないかもしれません。
(そもそもの費用がかさむ上に、何度も通う必要があるため交通費もかかるし、効果はまちまちだし、多少の痛みも覚悟しなければなりませんので…)

 

それと、黒ずみのレーザー治療に興味があっても、施術を受けてはいけない方もいます。それは・・・

  • 光アレルギーがある
  • 乳首にピアスをしている
  • 妊娠中、または授乳中
  • 乳首周辺に傷がある
  • 日焼けをしている

といった場合、レーザーを使用すると乳首をピンクにするどころか、炎症を引き起こしてしまったり乳首の黒ずみが悪化してしまうことがあります。

ですが、乳首のピアスは開けたばかりでなければ傷も治って外せるので大丈夫だと思いますし、授乳中の方は授乳期を終えた後、日焼けや傷だって肌がキレイに戻れば問題なさそうですね。

しかし、光アレルギー体質の方だけはどうしてもできないので、レーザー治療以外で乳首の黒ずみをケアすることになります。

 

上記のことを踏まえても、レーザーを使って乳首をピンクに、というのはあくまで最終手段とお考え頂いたほうが良いかもしれません^^;

 

処方薬で治療

美容クリニックにて塗り薬を処方してもらい乳首に使用する、という方法もあります。その塗り薬とは、トレチノインハイドロキノンというもの。

どちらも乳首を美白(もはや漂白!w)する効果がとても高い反面、恐~い副作用もあるので、くれぐれも使い方には気をつけるべき医薬品となっています。

 

■ハイドロキノン・・・塗ることで、黒ずみのモトであるメラニン色素が発生されないようにする作用があり、「皮膚の漂白剤」とも呼ばれるとても強力な薬です。厚生労働省が定める配合推奨量は2%未満ですが、最近では4%近く配合されている化粧品もあるようです。

 

トレチノイン・・・実は、日本では厚生労働省の認可が降りていない薬です。ターンオーバー(肌の生まれ変わり)を強力に促進させ、皮膚の表面に黒ずみを浮かせて、剥がれ落ちるのを早くする作用があります。

 

■2つの成分の副作用・・・ハイドロキノンには皮膚が赤くなる、炎症を引き起こす、白斑が生じる、黒ずみの悪化(色素沈着)などの副作用があります。(白斑(はくはん)→ 肌色がまだらになること)

トレチノインの副作用とは新陳代謝が良くなりすぎることで、皮膚が薄く剥がれるなどの恐れがあり、とても注意が必要です。

 

※特にトレチノインは、妊娠中、授乳中、また妊活中の方は赤ちゃんに影響が出る恐れがあるため、該当する方は絶対に使用しないでください!※

 

■入手方法・・・購入については、インターネットでの個人輸入(個人輸入代行)は避けて、きちんと皮膚科やクリニックで医師の診察を受け、処方してもらうことを強くおすすめします。ジェネリック医薬品(メーカーが異なる同じ成分の後発薬)なども同様です。

 

■安全な使い方・・・トレチノインとハイドロキノンはセットで使います。お肌の弱い方や心配な方は、まずこの2つのパッチテストを腕などで行って、問題がないことを確認してから乳首に使用すると安心ですね。

使い方の大まかな流れは下記の通り。

 

・前半「漂白する期間」(4~8週間)

  1. 高濃度ビタミンCのローションをバスト全体に塗る
  2. ワセリンを乳輪の外側に塗る
  3. 綿棒でトレチノインを乳首と乳輪に薄~く塗る
  4. 同様に綿棒でハイドロキノンを塗る

(タイミングは朝と晩の1日2回

 

赤みや皮むけが少なくなってきたら↓↓

 

・後半「炎症を鎮める期間」(4~6週間)

タイミングや方法は前半とほぼ一緒。
ですが、後半ではトレチノインは塗るのをやめて、ハイドロキノンだけで治療していきます。

前半と後半の期間が経過しても効果に物足りなさを感じる場合は、1~2ヶ月お肌を休ませ、それからまた前半と後半の治療を繰り返します。

 

ハイドロキノンのコワ~イ裏話

ハイドロキノンの飲み薬(内服薬)がない理由についてご説明したいと思います!ちょっとコワイ話になりますが、トレチノインとハイドロキノンで乳首の黒ずみを治療したい方や、既にしている方には特に見てもらいたい、大事な内容でもあります。

 

動物実験で発がん性を確認

ハイドロキノンは比較的新しい成分で、日本で認可されたのが約15年くらい前。まだそんなに詳しい研究結果が出ていない成分なのです。

しかし、なんとアメリカでの動物実験によって、発がん性が認められました。そのため、ハイドロキノンはヒトの体内にもともとある遺伝子を壊し、ガン細胞に変えてしまう「変異原性物質」である可能性が高いことが判明・・・!!

 

将来的に見ても安全性は不明

と言っても、上記の実験はラット(ネズミ)に高濃度のハイドロキノンを飲ませるというもの。人間の皮膚に塗った場合ではありません。

ですので、今は「皮膚に塗るだけなら何ともない」とされてはいます。が、考えたくはないけれど、ハイドロキノンを塗り続けた数年後・数十年後に・・・ガンに侵される可能性が全くないとは言い切れないでしょう。

 

また、厚生労働省が定めている2%という数値も、発がん性のリスクを考慮してのことではないため、将来的な安全の面ではあまりアテにできないかもしれません。

 

「それでもトレチノインとハイドロキノンでの治療をしたい(続けたい)!」という方は、恐ろしいリスクを伴う可能性があることを知った上で、治療に臨んでください。

もしこの治療法で乳首の黒ずみを解消しようと続けていても効果が出なかった場合、医師に相談し速やかに治療をやめるのも大事な選択肢だと思います。

 

黒ずみ対策用クリームを使用

上記でご紹介させていただいたレーザー治療、そしてトレチノインとハイドロキノンでの治療は、どちらもリスクが大きく、あまり現実的ではない乳首の黒ずみ解消法…という結論に至りました。

しかし、「黒ずみ用クリームを使用する」といったケア方法は、副作用やリスクもほとんど無く安全で、私が実際に乳首だけでなく、全身のガンコな黒ずみまで解消できた方法でもあります。

 

黒ずみ用クリームの効果的な使い方など、詳細は次の章で解説いたします!

その他の方法

黒ずみがもともと薄めの方に限りますが、方法としてはヨーグルトやハチミツでパックするというものもあります。なお、このようなパックは食品を使用するため、とても安全性が高い反面、あくまで乳首の黒ずみが薄めの方が効果を期待できる、といった方法となります。

※ハチミツ等にアレルギーのある方はできませんのでご注意!

 

↓↓ヨーグルトパックの詳細はコチラ↓↓

デリケートゾーンの黒ずみにヨーグルトパック!効果的な材料と作り方。

2017.05.22