『女性用コンドーム』って何?コンドームのあれこれ

愛するパートナーとのセックス、『コンドーム』付けていますか?

パートナーと愛し合う際に使用する『コンドーム』。今ではどんどん進化していて、サイズ・薄さだけではなく、あらゆるコンドームが発売されています。コンドーム市場は密かに盛り上がっているようです。

さてさて、そんなコンドーム。皆さん、ちゃんと付けていますか?パートナーへ「付けて欲しい」と言えていますか?

女性側も付けない方が好きな場合、子作りのため付けない方は別として、本当はつけて欲しいのに相手が付けてくれない…このケース、実は結構多いですよね。

コンドームを付けない(避妊しない)ことで起こる危険性

身近になった性病の恐怖

最近は、性病の危険性を訴える記事や情報が増えてきたので、昔に比べて付けてくれる男性は増えたのでは?と思いますが、実際のところなってみないとその恐ろしさが分からない分、あまり危険視していないという男性がほとんどではないでしょうか。

昔は、死に至るほどの危険性がある梅毒が恐れられていました。現在は、梅毒のように死に至るほどのものではなくても、性病で悩んでいる人が年々増えているのが現状です。

【主な性病一覧】
HIV感染症/エイズ
クラミジア感染症
性器カンジタ症
膣トリコモナス症
性器ヘルペス
淋病感染症(淋病)
ケジラミ症
尖圭コンジローマ(ヒトパピローマウイルス)
外陰炎
細菌性膣炎
亀頭包皮炎

「別に大丈夫でしょ」と安心しているそこのあなた。その考え、とっても危険です…!!

上記の性病のどれかに、誰もが一度は罹ったことがあるといわれているぐらいですから、性病って割と身近なものだということですね。罹ったら病院へ行かなければならないですし、その後も痒みや痛みと戦わなければいけなくなります。また、忙しい中病院に通わないととなると大変ですよね…会社の人たちや周りの友人たちにも知られたくないですし。

その為にも、ちゃんと常日ごろからコンドームを付けること、しっかり避妊することを心掛けましょう。オーラルセックスも同じです。口内や唇、喉などに症状がでる性病もありますから、オーラルセックス用コンドーム等を使用して行うようにするのをオススメします。

また、少しでも性病の症状が見られたらすぐに病院で診察してもらいましょう。何事も、早期発見が大切です。

望まないときに発覚する『妊娠』

赤ちゃん

もう一つ、付けないことで危険なのが妊娠。結婚していない男女の間に子供が出来るということは、本来あってはいけないことですよね。付けない男性のせいで、次の生理が来なかったらどうしよう・・・と不安な一ヶ月を過ごす女性の気持ち、もう少し理解してほしいなと正直思います。

コンドーム付けずに(避妊せずに)セックスする→生理が来ない→妊娠検査薬で確認→妊娠が発覚→病院で再度検査する→やはり妊娠していた→パートナー・親に相談する→産むor産まない決める

最近ではこの構図を、よく出来ちゃった婚・授かり婚などと言いますが、これはあくまで最後の決断で「産む」を選んだ二人のこと。みんながみんな、最後の決断で「産む」を選べるとは限りません。年齢のことや、相手との関係性、その時の環境など様々な問題が一気に起こります。そして、やむをえず「産まない」を選ぶしかなかったら・・・傷ついたり悲しい思い、痛い思いをするのはいつだって女性側なのです。

そういったことを、普段から頭に入れてセックスをしている男性がどれほどいるのか。女性を思いやり大事にする文化がもっと根付いて欲しいなと思います。

 

自分の欲だけを押し付けるのは暴力と同じ

あなたは、付けない方が気持ちいいかも知れませんが、セックスは性欲処理のためにするのではありません。本来セックスは、二人の愛を確かめ合うもの、そして子孫を授かるための行為ですよね。自分勝手な欲を押し付けるのは、もはや暴力と同じだと思います。

「付けてほしい」と言わせるのではなく、「付けるね」と自分から言ってちゃんと付けて行うことが相手への愛情です。相手のことを大事に思っているのなら、お互いの気持ちを大切にし合いたいものです。

せっかく何十億人の中で出会い、思いが通じ合った二人なのですから、相手の心の声に耳を傾け、互いに思いを確かめ合うことが大切ですよね。

性欲があることは悪いわけではありませんが、一方的な感情は時に相手を傷つけることがあります。愛する人を傷つけたくないですよね?だとしたら、今相手がどう思っているのか。そこに敏感でありたいですね。

 

コンドームは男性だけのもの?

とはいえ、男女です。最初は気遣い合っていたとして、一緒に過ごす時間が増えていくと徐々に気遣いも薄れ、いつしか熟年夫婦のような関係になっていることも。不思議ですよね、男女って。そして、いくつか暗黙の了解ルールが出来ていき、それに対して思うことがあっても言えなくなってしまう。

その思うことが、「付けて欲しい」の一言だったら?

付けてもらえないのに、行為はする。それってつらいだけですよね。。不安な気持ちのまま行為を行うのは違いますよね。でも、言えないのならしょうがな・・・くないんです!実は、『女性用コンドーム』というものが存在します。

 

女性用コンドームって何?

その名の通り、女性が付けるコンドームです。膣内に装着し、精子が入るのを防ぐ避妊具になります。装着は慣れるまで難しいらしく、練習が必須だそうです。ちなみに避妊率は、男性用とほぼ同じですが、強度は男性用より高いので安心してご利用できます。

要は、膣全体を守ってくれる膜・バリアのような役割ですね。その為、柔らかく薄手になっています。

[左:男性用コンドーム 右:女性用コンドーム]

メーカーによって異なるかもしれませんが、挿入口は70cmほどあり、入口にリングがついていて、中にもリングが入っています。見た目、カタチは男性用のコンドームに近く、サイズは男性用より約二倍ほどの大きさ。

男性側に付けないので、射精した際は速やかに取らないと精子がこぼれたり、破れてしまう恐れがあるため注意が必要ですが、コンドームを付けたがらないパートナーにとってはとても画期的アイテムです。

残念ながら女性用コンドームは国内では生産されていない為、ネットでの購入が一番手に入れやすいかもしれません。

と、ここで新事実。男性の中では、感度の問題で付けない方が気持ちいいという方以外に、ゴムのアレルギーで付けたくても付けれないという方もいらっしゃるとか・・・ゴムの種類によっては大丈夫とかあるらしいのですが、その理由で女性側が付けるということもあるみたいですね。

実際使用した方の感想を読んでいると、とてもぬるぬるしたとか違和感があった、装着が難しかった、気になってしまい集中できなかったなどなど…確かに人は慣れってものがありますから、固定概念覆す商品となると、なかなか難しいのかもしれませんね。ですが、男性用と違い、破れる心配や、途中で外れてしまうかもという不安はなさそうです。

 

女性用コンドーム、どうやって使用するの?

では、ここからは装着方法などをご紹介。

まず、装着姿勢ですが、付けるタイミングはセックス前になります。自ら装着し、セットしてから始めましょう※。最初は、難しいためとにかく力を抜いてリラックスした状態で挑んで下さい。(※図参照)

次に、装着方法ですがこちらも図で説明します。

袋から取り出し、平たく広げる。

入り口のリングを上にして、
中に入っているリングを底に移動させる。

人差指を中のリングの先端に来るようにし、
親指と中指で押さえる。

鉛筆を持つようなイメージで
入れやすいように細長くする。

入れやすい姿勢を作り、スタンバイ

入り口を片方の手で広げ、リラックスしながら
子宮の入り口にリングが当たるように
ゆっくり奥まで入れ込む。

挿入時に、中に入ってしまわないように
必ず2.5cm~3cm出ているかを確認すること。
これで装着完了!

射精後は、男性用と違い流れてきてしまうので、入り口をねじって閉めたらそっと引っ張って出します。トイレに流すと詰まる原因になるので、必ずゴミ箱に捨てましょう。

 

まとめ

如何でしたでしょうか?今回は、愛するパートナーとのラブタイムをより良いものにして頂きたいと思い、このお話を取り上げました。

女性用コンドームもそうですが、オーラルプレイ専用のコンドームや、指に付けるコンドームなど、避妊だけでなく、性病や細菌予防などの為の商品も販売されています。個人的に両方とも興味深いので、いずれ記事で書かせて頂けたらと思います。

愛を確かめ合いながら、互いを尊重し労わり合える関係って素敵ですよね。愛のあるセックスを重ねていくことが大事だなと感じます。

また、書きながら思ったのは、コンドームを付ける・付けない問題は、いつの時代も恋人達ですれ違うテーマな気もしました。いつの時代も、なかなか言いづらい「付けて?」の一言。皆さん、嫌われちゃうと恐れず、自分を大事にしましょうね。自分の身体は、自分でしか守れないのですから。

付ける・付けない問題がクリアになれば、今度はパートナーに見られても自信持てるようなデリケートゾーンを手にすべく、このサイトの記事を参考に、黒ずみやニオイをしっかりケアしていきましょう♪