知らないとせっかくの苦労が水の泡に…デリケートゾーンの「正しい洗い方」まとめ

デリケートゾーンを身体と同じように洗っていませんか?

デリケートゾーン専用石鹸デリケートゾーンを洗った後のケアの仕方については、今まで何度か紹介してきましたが…

正しい洗い方については紹介していなかったですね。

「デリケートゾーンの正しい洗い方」知らない人も多いのではないでしょうか?

この洗い方ひとつで、デリケートゾーンのトラブルを予防することができます。

 

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そこで、今回は「デリケートゾーンの正しい洗い方」についてみていこうと思います。

デリケートゾーンの洗い方に気を付けたほうが良いワケ

デリケートゾーンはその名の通り、身体の中でもかなりデリケートな場所

実は、顔の肌と同じくらいに敏感で、洗顔をするときのような優しい洗い方が必要です。

この洗い方が間違っていると、せっかくデリケートゾーンの専用石鹸を使っても効果がない⁉なんてことになってしまうので、要注意です。

また、デリケートゾーンを正しく洗うことで以下のことを予防することができます。

デリケートゾーンのかゆみ

デリケートゾーンの湿疹

デリケートゾーンのニオイ

デリケートゾーンの肌荒れ

デリケートゾーンの肌トラブル

清潔で健康なデリケートゾーンを保つためにも、「デリケートゾーンの正しい洗い方」は知っておきたい知識ですね。

デリケートゾーンの正しい洗い方

1.デリケートゾーン専用石鹸を両手でしっかりと泡立てる

(たっぷりの柔らかい泡が必要なので、泡立てにくいような場合にはスポンジなどの道具を使って泡立ててみてください。)

2.泡立てた石鹸で優しく撫でるように、泡でデリケートゾーンを洗う

(あまり手でデリケートゾーンを触らないように泡で洗う感覚で優しく行ってください。)

3.シャワーのお湯を40度以下に設定し、片手にお湯を溜め、そのお湯でデリケートゾーンの石鹸をきれいに洗い流す。

(シャワーの水圧で無理に洗い流さず、ゆっくりと優しく洗い流してみてください。ただし、洗い残しも肌トラブルや炎症の原因になってしまうので、しっかりと泡が残っていないか確認してください。)

やってはいけない、うっかりやってしまいがちな危ない洗い方!

正しい洗い方の反対で、やってはいけない洗い方もあります。

もしかしたら、うっかりやってしまっていたかも…⁉

今までの洗い方を振り返りながら、見ていきましょう!

 

ボディーソープなどの液体せっけんの原液は直接肌につけない!

ボディーソープなどの液体せっけんの原液をデリケートゾーンに直接つけてから、泡立ててしまうと…

アンダーヘアの毛量が多かったり、洗い方が雑だったりすることで、液体石鹸の洗い残しが毛穴に詰まってしまう可能性があります。

デリケートゾーンの毛穴に液体石鹸が詰まってしまうと、毛穴から分泌された皮脂や汗などが外に出ることが出来ず炎症を起こしてしまいます!

この炎症によって、ニキビのようなデキモノが出来てしまったり、かゆみ痛みを引き起こす場合があります。

また、液体石鹸が原液のままだと、洗浄成分の濃度が高く、時間がたってからヒリヒリと痛みを感じてしまうことがあります。

生理中や体調不良の際には特にこういった刺激を感じやすいので、優しく泡立ててから洗うことを心がけてください。

これは、髪の毛を洗う際の地肌にもいえることなので、これからのケアでデリケートゾーン同様、気を付けてみてください!

 

デリケートゾーンをタオルや手でこすらない!

生理中のデリケートゾーンが敏感になっている時期などには、手やタオルで洗うことはおすすめできません。

たとえ、柔らかい繊維のものを使ったとしても、摩擦刺激を与えてしまい肌トラブルの原因になってしまうこともあります。

また、手の場合も同じで細菌などが多くひそんでいる爪や指先でこするような洗い方をすると、ダメージを与えてしまいます。

しかし、泡で洗うといっても手でそこまでたくさんの泡を作るのは大変ですよね。

そこでおすすめなのが、泡を立てるためのスポンジやポンポン(ネットを束ねたようなもの)です!

これらは100円ショップでも手軽に購入することができるので、泡を立てるのが大変な時は時短にもなるこのアイテムを是非使ってみてください。

たくさんの柔らかい泡で撫でるように洗うことで、デリケートゾーンへの負担・ダメージを最小限に抑えることができます。

 

シャワーで直にデリケートゾーンを洗わない!

デリケートゾーンはやさしく泡で洗った後、お湯で流すのですが…

この時シャワー水圧で泡を洗い流してしまうのは危険です!

普段であれば、シャワーで洗い流したとしても、問題はないかもしれませんが、生理中や体調不良により肌が敏感な時は、注意が必要です。

また、デリケートゾーンの肌トラブルがある際などは、シャワーの刺激は肌へのダメージになり、痛みが伴うこともあるので、手に水を溜めて、その水で洗い流すといいでしょう。

そして、もう1つ気を付けたいのがシャワーで洗い流す際のシャワーヘッドの向きです。

シャワーの水が膣内に入ってしまうような、シャワーヘッドをさかさまにしたような洗い方はおすすめできません。

シャワーの水が膣内に入ってしまうと、膣内の自浄作用が弱くなってしまう恐れがあります。

本当ならば、膣内は常在菌によって身体に悪い雑菌の繁殖がおさえられているのですが、シャワーの水が膣内に入ってしまうと、この常在菌が洗い流されてしまうい、雑菌が繁殖してしまいます。

これらのトラブルを防ぐためにも、シャワーでの洗い流しには注意が必要です。

 

洗う時の温度は40度以下!

一般的に身体を洗い流すときは40度前後のお湯で洗うという方が多いかもしれませんが、デリケートゾーンの場合は身体の中でも皮膚が薄く敏感な部分なので40度以下の温度で洗い流すのが良いとされています。

また、温度が高いシャワーを浴び続けると…肌のバリア機能が弱まってしまったり、肌の乾燥を引き起こす可能性があります。

肌寒い季節にはついつい、シャワーの温度を上げてしまいますが、この温度は守っていきたいですね。

どうしても、冷え込むようなときにはシャワーで済まさずに、暖かいお風呂に入って温めることをおすすめします。

温度にも気を付けて、これからの季節しっかりとケアをしていきたいものですね。

以上のことから…

デリケートゾーンを洗う際には、使う石鹸だけでなく、洗い方にも注意を払うべきであるということがわかっていただけたでしょうか?

ダメージを受けやすい場所だからこそ、丁寧なケアが必要ですね。

毎日のケアがデリケートゾーンのトラブル予防に繋がります。

是非、皆さんも試してみてください!