もうそろそろ、梅雨の季節ですね。アジサイが咲いたり、日焼けや強烈な暑さからは解放されますが、なんだか蒸し暑いような季節…
そんなときでもやってくるのが、月に一回はやってくる生理です。
ただでさえムシムシしているのに、生理になったらショーツの中のデリケートゾーンまでムシムシです…汗
皆さんはそんな時、デリケートゾーンのかゆみに悩まされてはいませんか?
手や足とは違ってデリケートゾーンは掻きにくいですし、我慢するのはとてもつらいですよね。
ずーっとデリケートゾーンがムズムズしたまま、仕事や家事をこなすなんてこともあるのではないでしょうか?
そこで、今回はそんな人には言えないデリケートゾーンのムシムシ・ムズムズな問題について見ていきましょう!
たいていの場合、軟膏を塗れば治る!?
これ実は本当なんです!
ほとんどの場合、デリケートゾーンのかゆみは軟膏を塗ることによって治ります!
中でも、デリケートゾーンのかゆみに効くと有名なのが…
小林製薬のフェミニーナ軟膏です!
CMなどで見たことのある方も多いのではないでしょうか?
他にも、
・小林製薬のフェミニーナジェル(クリームよりもさらにべたつかない透明ジェル。パウダー配合でサラサラとしていて使いやすいです。)
・小林製薬のフェミニーナミスト(手を汚さずに使うことができ、べたつかないので、外出時にも非常に便利です。)
・ユースキン製薬のユースキンラフレ(やらかくとろみのある乳液状のクリーム。フェミニーナ軟膏と比べると少しの刺激があるが、手に取りやすいパッケージで気にならない。)
・ロート製薬のメンソレータムフレディメディカルクリーム(抗炎症成分配合で、せっけんの軽やかな香りが感じられる。)
・池田模範堂のデリケア(無香料でべたつかないクリームタイプ。どちらかというと、かゆみよりはヒリヒリ感や痛みが強い人向けである。)
などが挙げられます。
これらは主にデリケートゾーンのかゆみを抑えるもので、少しのかゆみであれば市販の薬である程度は治ります。
なぜ、市販の軟膏でもかゆみが治まるの?
デリケートゾーンのかゆみの原因としてよく挙げられるのが…
デリケートゾーンのムレや摩擦です。
梅雨の季節だけでなく、生理の時にデリケートゾーンの湿度が高くなってムレてしまう場合。
また、普段着ている服によってデリケートゾーンに摩擦が生じてしまっている場合があります。
デリケートゾーンのムレは雑菌の繁殖を引き起こし、デリケートゾーンの摩擦は皮膚を傷つけてしまいます。
これらの原因からデリケートゾーンのかゆみを防ぐことができるのが、軟膏です。
軟膏は塗ることでデリケートゾーンの乾燥を防ぎ、摩擦による皮膚のダメージを軽減します。
また、デリケートゾーンの環境を清潔に保つことで生理時などの不快なムレを防ぎます。
さらに、デリケートゾーンのかゆみが市販の軟膏で治る理由はその成分にもありました!
フェミニーナ軟膏を例に取り上げて考えてみると…
フェミニーナ軟膏にはデリケートゾーンのかゆみを治すために以下の成分が配合されていました。
リドカイン(局所麻酔成分) かゆみを素早く鎮める
ジフェンヒドラミン塩酸塩(抗ヒスタミン成分) かゆみの発生を抑える
イソプロピルメチルフェノール(殺菌成分) 雑菌の発生を抑える
トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE) 血行を促進して肌の新陳代謝を高める
他にも、添加物として、エデト酸Na、グリセリン、パラベン、ベヘニルアルコール、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ミリスチン酸イソプロピル、ステアリン酸グリセリン、ラノリンアルコール、流動パラフィンを含まれていました。
主に上記の4つの成分がデリケートゾーンのかゆみに効いていたのですね!
しかし、市販のクリームでも治まらないデリケートゾーンのしつこいかゆみもありますよね…汗
市販の軟膏でもなかなか治らないかゆみはどうしたらいい?
そこで、そのしつこいデリケートゾーンのかゆみの原因として考えらえるのが、以下の4つです!
・ナプキンによるもの
生理中のデリケートゾーンに直接触れているナプキンが、デリケートゾーン及ぼす影響はとても大きいです。
いつも使っているナプキンで常にかゆみを感じてしまうという方は、今お使いのナプキンが原因ではないか?もう一度考え直してみてください!
また、肌に合わないナプキンの着用はデリケートゾーンのかゆみだけでなく、肌荒れなどの肌トラブルを引き起こしやすいので注意が必要です。
また、下着によるものでかゆみやムレを引き起こす場合があります。
・体調によるもの
体調がすぐれない・ストレスが溜まっている・よく眠れないなどという時は、肌が敏感になりやすく、いつもよりかゆみを感じやすい場合があります。
こうした状態の肌は、少しの刺激にも過敏に反応して炎症などの肌トラブルを起こしてしまう可能性があるので、丁寧に対応して下さい。
・ボディーソープによるもの
デリケートゾーンはその名の通り、とても敏感な部位です。
体と同じボディーソープでデリケートゾーンを洗ってしまうと、かゆみを引き起こしてしまう場合が考えられます。
生理やおりものの多い日は、悪い菌は経血やおりものを栄養分として増殖してしまうことがあります。
そのため、デリケートゾーンの環境を清潔に保つ必要があります。
このデリケートゾーンの悪い菌を繁殖させないために、デリケートゾーンをしっかりと洗うことが大切です。
あまり知られてはいませんが、実はデリケートゾーンを洗うための石鹸も数多く出回っています。
例えば・・・
・イビサソープ
その名の通り、あのイビサクリームと同じ会社が作っているもので、殺菌だけでなくうるおいの効果もある注目の1本です。
また、泡で出てくるタイプなので簡単にデリケートゾーンを洗うことができます。
さらに、無添加なので敏感肌でも妊娠中にも使うことができます。
イビサクリームとは?
・コラージュフルフル泡石鹸
デリケートゾーンのかゆみや臭いに効くと好評で、こちらも泡で出てくるタイプになります。
こちらの商品も体に優しく、妊娠中の方でも安心して使うことができます。
・ジャムウソープ
デリケートゾーン用の石鹸としては有名な商品なので、一度は聞いたことがあるという方も多いかもしれません。
このジャムウソープ、よくある洗浄力が強く肌へのダメージの大きいジャムウソープとは違って、植物由来の天然素材で優しく洗い流してくれるのが特徴です。
デリケートゾーンの雑菌の繁殖を抑え、しっかりと清潔な環境を保ってくれます。
また、このジャムウソープは消臭効果のある成分が配合されており、臭いのケアにも最適です。
しかし、固形石鹸のため面倒に思われる方も多いのも事実…でも一度試せば、優しく臭いのケアまでしてくれるジャムウソープのすごさを感じられるはずです!
詳しくは…
・ロンバンダルハーバルジェルソープ
ベースとなっているのはジャムウソープで、こちらも天然素材にこだわって作られています。
天然ハーブ・パパイヤ・ローズマリー・ティーツリーなどの肌の良い天然成分でデリケートゾーンを優しくケアしていきます。
また、ジャムウソープとは違いこちらには消臭効果が期待されるミョウバンや渋柿エキスが含まれており、日本人の肌に寄り添った体に優しいものとなっています。
いくつかのデリケートゾーン用石鹸を紹介してきましたが、今の自分に合うものはどれなのか?吟味して、デリケートゾーン用ソープを是非試してみてください。
・病気によるもの
あまりにもかゆみが治まらない場合は、病気という原因も疑った方がいいかもしれません。
デリケートゾーンのかゆみが発症する病気として有名なのが、カンジダ症です。
これは、デリケートゾーンのムズかゆいようなかゆみが特徴で、おりものがポロポロと白っぽくなります。
また、デリケートゾーンは比較的固く赤っぽくなります。
この症状が当てはまれば、カンジダ症の発症を疑った方がいいかもしれません。
詳しくは…
他にも…
・白癬症(はくせんしょう)
デリケートゾーンがムズかゆくなり、おりものがポロポロとした白色になる。また、外陰からももの付け根にかけて皮疹ができ輪のように赤くなる。
・トリコモナス膣炎
デリケートゾーンのかゆみが痛みに変わっていく。おりものは黄白色の泡状になっている。また、悪臭・皮疹が湿潤になる。
・尖圭コンジローマ
デリケートゾーンがムズかゆくなるが、おりものには特に変化はない。しかし、デリケートゾーンの皮膚に多発性の乳頭状のおできのようなものができる。
・毛じらみ症
デリケートゾーンの激しいかゆみが伴うが、おりものに変化はない。しかし、その名の通り、毛じらみの成虫や卵が見える。(肉眼で)
・疥癬(かいせん)
デリケートゾーンの激しいかゆみが伴うが、おりものに変化はない。しかし、デリケートゾーンに赤斑ができる。
・ヘルペス感染症
デリケートゾーンのかゆみが痛みへと変化する。おりものに特に変化はない。米粒大の水疱が多発する。
・接触皮膚炎
デリケートゾーンの激しいかゆみが伴うが、おりものに特に変化はない。デリケートゾーンが赤く腫れる。
・外陰萎縮症
デリケートゾーンのムズがゆさが伴うが、おりものに特に変化はない。デリケートゾーンの皮膚が乾燥する。
・糖尿病
デリケートゾーンのムズがゆさが伴うが、おりものに特に変化はない。デリケートゾーンの皮膚が乾燥する。
・精神性疾患
デリケートゾーンに激しいかゆみが伴うが、おりものに特に変化はない。デリケートゾーンに引っかき傷による赤いただれができる。
これらの病気を疑う時には、デリケートゾーンの皮膚の状態とおりものの状態に注目してみてください。体から、病気のサインが出ているかもしれません。
また、かゆみ以外にも、かぶれ、腫れ、ただれ、悪臭、乾燥などの場合も産婦人科などの医療機関で診察を受けることをおすすめします。
病院に行くのがおっくうなら、「検査キット」!
でも…デリケートゾーンの診察にはちょっと抵抗があるという方も多いですよね。
そこで今回は、デリケートゾーンのかゆみなどからの性病を疑った場合の検査方法をご紹介します。
手軽な検査方法としては、検査キットが挙げられます。
周りの人にバレることも、デリケートゾーンを人に見せることもなく検査をすることができます。
また、病院での検査は保険適用対象外の診察のため高額になります。だいたい検査項目1つで8,000円~10,000円ぐらいになります。
それに対して、輸送検査キットは2,700円~検査ができます。
もちろん国の認定を受けている検査機関が検査をしているため、病院の性病検査と同様の精度で信頼度も高いです。
それではそんな輸送検査キットについて見ていきましょう!
・さくら検査研究所
http://www.skr-labo.net/item/detail/std8_woman.html
・GME医学検査研究所
http://www.gme.co.jp/item_detail-cgi/?id=26
・予防会の輸送検査キット
https://yoboukai.co.jp/kit/5
・あおぞら研究所
http://kayumifile.com/webkensa.html
・STDチェッカー
http://www.std-lab.jp/shopping/typeBw.php
・ふじメディカル
http://www.fujimedical.jp/inspection_set9.html
・宅配ドクター
https://www.takuhai-doctor.jp/products/detail.php?product_id=9
調べてみると、7社もの検査機関がありました。他にも検査キットを購入できる期間があるので、ぜひ確認してみてください。
検査キットでは、不安…また、検査キットの項目にはない病気かもしれないと疑っている方には病院での診察をおすすめします。泌尿器科、産婦人科、小児科、皮膚科などで検査が可能です。
詳しくは…
また、保健所でも検査を受けることができます!
全国の保健所で性病検査を実施しています。
基本的には検査費用は無料になります。 また自分の名前を告げることなく匿名で検査を受けることができるのでおすすめです。
しかし、検査はHIVの検査を中心に行われており、すべての性病の検査項目があるわけではありません。
また、保健所によって検査が行われている日や時間帯が異なります。
検査は1~2週間に1回、平日の昼間に行われることが多く、受けられる人数にも限りがあります。 自治体によっては土日に検査を行っているところもあります。
それぞれの自治体や地域によって異なるので、確認してみてください!
まとめ
少しでも病気を疑ったら、検査をすることをおすすめします。
女性にとって、大切なところだからこそしっかりとケアをしていきたいですね。
普段からかゆみや病気を防ぐために、デリケートゾーンを清潔に保っていきましょう!