今大人気のVIO脱毛。アンダーヘアをなくすことで、デリケートゾーンのムレやかゆみなどのトラブルとオサラバできることから、たいへん注目されている脱毛方法です。理由はそれだけでなく、アンダーの見た目もスッキリするため下着や水着から毛がはみ出さなくなるのも良いところ。さらに自己処理をする手間もなくなって快適&美肌に。
また、「彼氏(夫)からお願いされてVIO脱毛しました!」とパートナーの要望にこたえるために挑戦した、という女性も多いようです。
しかしながら、VIO脱毛に興味はあっても、まだまだ施術に踏み切れない方もたくさんいるのが現状。その原因の一つが・・・
「VIO脱毛をしたいけれど、デリケートゾーンに黒ずみがあって、できるかどうか心配…。」
というお悩みです!!
今回はそんな、VIO脱毛をやってみたい!でも黒ずみがネック!っと戸惑っている方のため、デリケートゾーンが黒ずんでいても脱毛は可能なのか?という疑問点を中心に、VIO脱毛のメリット・デメリットまで解説していきます。
黒ずみがあってもVIO脱毛はできる?それともできない?
「黒ずみや色素沈着のある方も全員大丈夫」と一概には言えないものの、脱毛サロンや脱毛クリニックへ行けばほとんどの場合断られることはないそうですよ。
だって、よ~く考えてみてください。黒ずみや色素沈着の全くない女性のほうが、むしろ珍しそうだとは思いませんか?
そもそも日本人女性のデリケートゾーンは、黒ずみがあって当たり前と言われています。
なぜかというと、日本人は黒ずみの原因となる色素を、外国人(白人)と比べると体内に多くもっているから。だからデリケートゾーンだけでなく、もちろんそれ以外の部分も黒ずみやすいんです。
黒ずみや色素沈着というのは、お肌の乾燥や摩擦といった刺激によって引き起こされ、ケアせずに放置していると蓄積していつまでも残ってしまう恐れがあるため、要注意なのです!!
VIO脱毛は他の部位より痛いって本当?
VIO脱毛は「他の部位に比べてかなり痛い」とか、「強い痛みを感じるのが前提の脱毛」と聞きますが、その実態はどうなのでしょうか。
耐えられる痛みであれば良いですよね~・・・。しかし、VIOという部位に生えている毛はほとんど剛毛で、毛根もしぶとい印象…(笑)
そしてVIOの痛みの強さは、使用する脱毛器の種類で比べると…
電気>レーザー>光
↑↑一般的にはこのようになっています。
●一番痛い電気脱毛は、ニードル(針)を毛穴に刺して電気で毛根を一つ一つ破壊していきます。
●二番目に痛いレーザー脱毛は、色の濃いものに反応するレーザーを当て、熱で毛根を破壊します。
●3つの中で最も痛みの軽い光脱毛は、毛根を完全には壊せないので、ほかの2つで可能な永久脱毛とはならないのが難点でしょう。
VIOはどの脱毛方法でも、ワキなどの他の部位よりも強い痛みが生じてしまうのは仕方のないことのようですね。
では、なぜVIO脱毛は痛みが強いのでしょう?その問題について解説いたします!
VIOという部分はなんと、痛みを感じる要因が三拍子そろっているのです。
- 「部位」による痛み
- 「肌質」による痛み
- 「毛質」による痛み
まず、VIOの部位は脂肪がつきにくく皮膚が薄いため、骨がとても近いんです。するとレーザーなどを当てた際、骨に衝撃が伝わって瞬間的な痛みを感じます。
次にVIOの肌質です。特にIラインとOラインは粘膜が近くて皮膚が薄いのと、摩擦などによるダメージで黒ずみやすいです。レーザーや光は色が濃いほど強く反応するので、黒ずみが濃いとそこにも作用してしまい、痛みが生じやすいのです。
それから毛質。VIOに生えている毛は、日本人の皆さんはほとんど太くて黒いです。となると、レーザーなどが反応しやすく脱毛効果が高いのと同時に、感じる熱も強くなるため痛みが増してしまうんです。
肝心な痛みの度合いですが、これは「麻酔が必要なほど、耐えられない痛みを感じることもある」とのことです。(でも麻酔が使えるのは基本的にレーザー脱毛のみ!)
実際にVIO脱毛を受けた方の口コミを見てみると、「涙目になりながらも最後まで耐えた」方や、「途中で中断したくなったけれど歯を食いしばって耐えた」という、身体的にも精神的にもギリギリの崖っぷち(?)な苦痛を味わった方がいることが分かります><
「女性は男性よりも痛みに強い」とは言いますが、そのような女性が歯を食いしばるほどの痛みを伴う可能性が、VIO脱毛にはあるということなんですね…。
逆に、VIO脱毛で「全然痛くなかった!」という口コミはないものか!?→探してみました!
その結果・・・
残念ながら、VIO脱毛は痛みが完全にゼロになることはなさそうです…。
だって、ワキのレーザー脱毛を経験したことのある方はご存知だと思いますが、痛みの少ないワキでさえ、一瞬「チクッ」とした痛みがありますもんね。
それから、サロンかクリニックかでも痛みの度合いは変わります。サロンの方は光の出力がクリニックのレーザーよりも弱いことから、VIO脱毛の痛みもクリニックに比べたら軽くなるようです。とは言っても、どの手段でもやはり痛みを感じることには変わりありません。
また、「痛くない脱毛!」と宣伝しているサロンなどが複数ありますが、VIO脱毛に関しては麻酔なしで無痛だなんて期待はできません。そのようなうたい文句に釣られないよう、くれぐれも注意してくださいね。(それに麻酔はだいたい別料金がかかります。)
【コラム】VIO脱毛は、痔があってもできる?
女性に多いという、「痔(ぢ)」のお悩み。これはVIOのOの部分を脱毛するにあたっても、ちょっと厄介な問題なのです。
ハッキリ言ってしまうと、痔の症状があるうちはVIO脱毛をオススメできません。
どうしてかというと、単純に危険だからです。何が危険かって、やけどや痔の悪化など皮膚のトラブルだけでなく、施術拒否など契約のトラブルにも繋がってしまう可能性があるためです。
「切れ痔とかは無理でも、イボ痔なら施術可能」という話も聞きます。しかしどちらにせよ、VIO脱毛を申し込む際には痔であることを正直に伝えましょう。すると、たいていの場合は断られて「痔を完全に治療してから」ということになると思います。
VIO脱毛を希望していて痔のある方は、先にそちらを治してしまいましょう!痔を悪化させたり繰り返さないためにも、普段のトイレ習慣を見直したり、肛門科を受診することも視野に入れてみてくださいね。
VIO脱毛の痛みを軽減する3つの方法
繰り返しますが、VIO脱毛は痛みを感じるのが前提の脱毛方法。でも、事前に対策しておくことで、その痛みを軽くすることは可能です。
そこで、VIO脱毛の痛みを軽減するために、事前にできることを3つに絞ってみました。最初の1つは少し難しめの対策となってしまいますが、2つ目と3つ目はとても簡単なもの。VIOの脱毛を考えている方は、ぜひ今のうちから始めてみるのがオススメです!
①脱毛の日までに体調を整えておく
生理前と生理時などはホルモンバランスが不安定です。その時期はお肌が刺激に敏感になり、痛みが普段より増します。生理周期が規則的な方は、生理が終わっていそうな頃を狙って脱毛の予約をしましょう。
生理周期が不規則な方は万が一に備えて、当日キャンセルをしてもペナルティの無いようなところで契約するのが望ましいです。
それと、風邪など体調不良の時も、体が弱っているため痛みが増すことがあります。お肌の大敵である睡眠不足も例外ではありません。VIO脱毛の数日前から睡眠を十分にとり、体が元気な状態で臨めば、脱毛の痛みを最小限に抑えられるでしょう。
これらを踏まえた上で、VIO脱毛の予約を取れるといいですね!
②黒ずみ・色素沈着を薄くしておく
前述したように、光脱毛器とレーザー脱毛器は、ムダ毛に限らず黒いもの(色の濃いもの)に反応します。そのためVIO脱毛となると、デリケートゾーンの黒ずみが濃いほどその部分が熱され、最悪の場合やけどを負うなどしてしまいます。
そんなコワ~イ事態からデリケートゾーンを守るためには、今ある黒ずみや色素沈着を少しでも薄くすることが大切なのです!
黒ずみを薄くする具体的な方法は・・・
- 普段身につけている下着を変える
- ビタミンCを積極的に摂る
- 黒ずみ専用クリームで美白ケア
まずは、いつもの下着(ショーツ)を見直しましょう!しめつけの強いものは黒ずみを作る原因になるので、ゆったり感のあるものに変えてみて。それから通気性も良くてお肌に優しい素材は、コットンやシルクです。Tバックを愛用している方は、デリケートゾーンが黒ずむだけでなく不衛生にもなるため、控えてくださいね。
ビタミンCを摂る方法は、含有量の多いパプリカやいちごなどを、そのままかじるのがベスト。人間は体内でビタミンCを作れないので、食べるか飲むかで毎日摂取しないと不足してしまい、せっかくの美白効果が得られません。ちなみにサプリメントで補うのもアリですよ。
黒ずみ専用クリームは、デリケートゾーンの保湿と美白が同時に行える優れものです。ガンコな黒ずみ・色素沈着に効果てきめんなので毎日塗って理想の色に!また、全身の黒ずみにも使えるため、私の黒ずみコンプレックスを解消してくれたアイテムでもあります。下のページにて、お気に入りのクリームのレビューも書いています!
③「VIO脱毛は痛い」という心の準備
これはもう、気の持ちようでしょう。「VIO脱毛はめちゃくちゃ痛い!絶対泣いちゃう!」ぐらいの気持ちで行くことで、「想像していたよりも痛くなかった♪」となるかもしれません。あ、だからって痛くないという過度の期待はしないように!(笑)
痛みに耐えられるかどうか少しでも心配な方は、脱毛の契約をする前にテスト照射をお願いすると良いですよ。テスト照射とはそのまんまの意味で、脱毛のお試し打ちのことです。脱毛自体が初めてだと痛みの加減が分からないと思うので、VIOのテスト照射は特にオススメ!
「これくらいなら耐えられそう」と思えるように、冷却したり機器の出力の調節もお願いできるなら、した方が良い結果が得られそうですね。
VIO脱毛の前に。よく考えて後悔しない選択を!
ここまで読んでくださった方はきっと、VIO脱毛について少しでも詳しくなったのでは?また、調査結果としての「VIO脱毛はデリケートゾーンに黒ずみがあってもできる」ことがお分かり頂けたかと思います。
では、「いざ!VIO脱毛をしよう!」と意気込んでいる方や迷っている方のために…脱毛を始めてから後悔して欲しくないことを、最後に書いておきます。
<VIOの永久脱毛は、慎重に考えてから>
たとえば、VIOの脱毛をクリニックにてレーザー脱毛で完了したとします。その際のアンダーヘアのデザインが、毛を1本も残さない「ハイジニーナ」(パイパンのこと)だったら…?
レーザーで完了、ということは永久脱毛。つまり、もう二度とアンダーヘアは生えてこなくなります。はじめの頃は「スッキリして蒸れもかゆみもなくなって快適!」、「安心して水着を着られる!」と思うでしょう。
問題は、その後なんです。
- 男性側の好みが分かれる!
- 温泉などでジロジロ見られる!
VIOをハイジニーナで永久脱毛した方の、口コミや「後悔した」的なエピソードを調べていたら、この2つが目立っているように感じました。
男性の好みに関しては、「初めて見たとき引いた…」「大人なのにパイパンは違和感がある」などなど厳しい意見もちらほらあるものの…
逆に、「今までの彼女はみんなパイパンに」「燃えるw」「毛がボーボーだと引く」というパイパン好きな男性の方が多い印象でした(笑)
2つ目の温泉の例は、「ハイジニーナにした後、ジロジロ視線を感じて恥ずかしかった」という声がたくさんありました。温泉や銭湯、プールの脱衣所などでは視線に慣れるしかないのかも…(笑)
というわけで、「良かれと思ってVIO脱毛、頑張ったのに…(泣)」なんていう事態にならないよう、いきなりハイジニーナにするのではなく少し毛を残すデザインにするなど、工夫をしてみると良いかもしれません。それから念のため、パートナーのいる方は事前に好みを聞いておきましょう。
さてさて、今回は「VIO脱毛は黒ずみがあってもできるの?」というテーマでの調査でした。皆さんの不安が少しでもぬぐえたら幸いです!