もしや性病…?知っておくべき性病の種類や症状、予防方法は?

初めて出来た彼氏、幸せなはずが・・・

20代の頃、お付き合いしている人がいて、しょっちゅうお泊りしていたんです。お互いのお家を行き来する生活。当時は、まだ大学生。比較的お互い時間があったので、ほとんどの時間を一緒に過ごしていました。

私にとって、初めて出来た彼氏。しかも、大学入学からずっと片思いしていてやっと付き合えた人。舞い上がらないはずがない…当時、大学入学と共に一人暮らしを始めたのでそのおかげもあり、彼と長い時間を共に過ごせたのだと思います。
カップル

ですが・・・実際、楽しかったのは最初の数ヶ月のみでした。理由は、お互いの家に行き来していて、そのままお泊りが当たり前になってしまい、その分毎日彼に求められるから。

私は、好きになったのは自分からだったので、立場的に強気にはなれず、彼が求めてきたら応えるしかありませんでした。今思えば、それっておかしいですよね。恋人同士なのに、どちらかの言いなりだなんて。

例えば、生理前や生理中とか、女の子ですから、嫌だなという日もあるじゃないですか・・・彼は、そんなのお構いなしで嫌がろうもんなら怒り始めるタイプで。結局、嫌われるのが怖くて、ほぼ毎日といってもいいぐらい、私達は関係を持っていました。

本当は、毎回する度にちゃんとシャワーを浴びたりしたかったのですが、彼がいきなり迫ってくることもあり、その時は盛り上がりを壊せないので、浴びたくても我慢してそのまま行為を行うことも。疲れ切っちゃうと、終わった後もシャワーに浴びずそのまま寝てしまったりしていて、今思うととても不潔で不衛生だったなと思います。

こんな毎日を過ごしていたわけですから、やはり体調も崩しますしだんだんデリケートゾーンに違和感を感じるようにもなっていきました。

ですが、ちょうど週活の時期に突入したこともあり、時間が無い日々の中、後回しに・・・まさか、あんなことになるだなんて、思ってもいませんでした。

 

デリケートゾーンの違和感、その理由は・・・

そんなこんなで、無事就職先も見つかり就活を終えることが出来ました。ようやくひと段落、ホッとしたのも束の間..彼と久しぶりに行為を行ったところ、今まで感じたことない痛みが。後に、いわゆる性交痛というものだったと知るのですが、これがとても痛く、ちょっと耐えられないレベルでした。そして、更にショックなことが・・・

彼が私にオーラルセックスを行おうとしたとき、私のデリケートゾーンに近付いた途端ピタッと止まったのです。「え、どうしたの?」と言うと、「ううん、大丈夫」と言っていつもならお互いし合うのにそのまま挿入へ移ったのです。その後は、先ほどお話した通り、痛みが強かったので全く集中できず結果彼のみがフィニッシュを迎えました。

後で気づいたのですが、彼がピタッと止まったのはおそらく私のデリケートゾーンのニオイ。最近おりものが増えたのと、おりもののニオイがちょっとキツイなと感じていて。自分でもちょっとキツイと思うぐらいですから、他人だと結構キツかったのだろうなと思います。

だとしても、私だって女の子。大好きな彼にそう思われたんだと思うと言葉にならないほどショックで・・・その後、それが原因なわけではありませんが、徐々にギクシャクしはじめ、彼と交わることも無くなっていき、最終的に大学卒業と共に彼とお別れすることとなりました。

彼と行為をしなくなった後も、デリケートゾーンのニオイやおりものの量、更には痒みまでも発症し、市販の痒み止めや痛み止めなどでは収まらない状況に。これはもう無理だと、耐えきれず病院へ行き検査しました。

診断結果は・・・

『性器クラミジア』

最初、検査結果を言われたときは、聞いたことがなくピンとこなかったのですが、先生からお話を聞いていると、どうやら性病にかかってしまったとのこと…私が、性病?正直、驚きが隠せず言葉を失いました。

性病って、昔に比べて割と身近なものとなってきたように感じますが、それでも自分はかからないだろうとどこかで思っていました。しかし、なんとクラミジアは日本では感染者数が一番多いSTD(性病)だとか。そして、感染から症状がでるまで、女性だと1週間~3週間かかるそうで、言われてみれば確かに頻繁にしていたから分かりづらかったけれど、いきなり次々と症状が襲ってきたので、納得できました。

どっちが原因でかは分かりませんが、やはりコンドームを付けずに行為を行っていたり、不衛生な状態で行為に及んでたことが良くなかったようでした。そりゃあそうですよね。別れた後に病院へ行ったので分かりませんが、クラミジアは男性も感染するそうなので、もしかしたら彼も同じ時期に感染していたかもしれません。どちらにしても、デリケートゾーンの違和感は性病に感染したことが原因だったとわかり、安心しました。

薬を処方して頂いたので、飲み続けた結果症状はなくなりましたが、改めて性病の恐ろしさを痛感。性器クラミジアの場合、十代後半(高校生)から二十代に特に多いとのことで、大学生だった私はまさにヒット。

男女ともにいえることですが、感染しても症状を感じない人が多い為、気付かないうちに相手にうつしてしまうケースが多いのだそう。

女性は、すでに妊娠している場合、流産や早産(切迫早産)を招く危険性があり、妊娠前に感染した場合は、子宮外妊娠や子宮内膜症、卵巣嚢腫、子宮頸がんのリスクが高くなります。

ここで、以前も紹介しましたが、その他の主な性病をご紹介。

【主な性病 一覧】
・HIV感染症/エイズ
・クラミジア感染症
・性器カンジタ症
・膣トリコモナス症
・性器ヘルペス
・淋病感染症(淋病)
・ケジラミ症
・尖圭コンジローマ(ヒトパピローマウイルス)
・外陰炎
・細菌性膣炎
・亀頭包皮炎

どの病気にも言えることですが、早期発見がとても大事です。なので、少しでもデリケートゾーンに違和感を感じたり、今までと違った異常が見られた際は、私のように自己判断で決めつけず、すぐに専門外来で診てもらうようにしましょう。

女性は特に、放っておくと手遅れの状態になりかねません。普段から、自分の身体の変化には敏感でありたいものですね。

 

性病から身を守るにはどうすればいいの?

私達の身近にある性病。では、どのようにして普段から感染しない様にすればいいのでしょうか?

まず一つ言えるのは、セックスの際には必ずコンドームを付けること。やはり、感染者の中で付けないで行った人が圧倒的に多いそうです。妊活中以外は、なるべくコンドームを装着して行為を行うようにしましょう。

また、咽喉や口内感染する性病もありますので、オーラルセックスも注意が必要です。相手が既に感染していた場合、うつる可能性が大いにあります。今では、女性用コンドームやオーラルセックス用コンドームなども販売されていますので、気になる方はチェックしてみて下さいね。

一番安全なのは、セックスをしないこと。ですが、これはまずちょっと難しい予防方法ですよね…パートナーがいる方だとしないというのは若干無謀な気もします。

他には、パートナーがいれば一緒に検査を受けてみるとか、必ずシャワーを浴びて清潔な状態で行うようにするとか、トイレを済ませておく、性器を傷つけないために爪はあらかじめ切っておくなど。あとは、体調不良と時は免疫が弱くなっている為、感染するリスクが高くなりますから、体調が悪いなと感じるときは、セックスをしない方が良さそうです。

 

 

まとめ

今回は、性病について触れてみました。大学時代のことを思い出しながら書きましたが、あの経験があったからこそ、今は必ずコンドームを付けたり、シャワーをきちんと浴びてから行為を行ったり気に掛けることが出来ているのだと思います。

二十代の皆さん、今が一番感染のリスクが高い時期ですからくれぐれも甘く見ず、自分の身体を大切にして下さいね。

お互いを思いやって、安心・安全で愛のあるセックスを目指しましょう!