若返り効果で有名なプラセンタが、黒ずみにも効く理由とは!?

最近、美容や健康の分野でよく耳にする”プラセンタ”。デリケートゾーンの黒ずみケアに限らず、エイジングケアなど様々な効果が期待できるということで、とても注目されている成分です。なんと歴史上の有名な美女たちからも、「若返りの成分」と知られ愛用されていたんだとか。

今回は、「プラセンタってよく聞くけど、どんなものか全然知らない」という方や、「プラセンタを使っているものの、実際そんなに詳しくないからもっと知りたい!」という方にも分かりやすいよう、プラセンタのもつ効果や、メリット・デメリット、そしてデリケートゾーンの黒ずみにどう効くのか?など詳しくご紹介していきたいと思います!

プラセンタってどんなもの?

「プラセンタ(placenta)」とは、本来「胎盤」を意味する英語です。しかし最近では、哺乳類の動物の胎盤を原料とした成分や製品のことを、広く「プラセンタ」と呼ぶようになりました。(このページでの「プラセンタ」の表記も、主にそのようなものを指しています。)

気をつけてほしいのは、サプリメント等で「植物性プラセンタ」「海洋性プラセンタ」というのも出回ってきていますが、こういった類は胎盤からとれるわけではないので、厳密にはプラセンタとは全くの別モノだということ。ですから、これらに関する情報はココでは取り扱いませんのでご了承くださいませ。(植物性プラセンタにも、動物性プラセンタと似た美肌効果を有するという説もありますが…。)

もう一度言いますが、プラセンタは哺乳類の胎盤からとることのできるエキスです。原料である胎盤という器官のはたらきは、赤ちゃんに栄養を確実に送り込んで成長を助けること。つまりプラセンタには、生物にとって必要不可欠な多くの栄養が、とても良いバランスで含まれているのです。

プラセンタに含まれる成分とその効果

先ほど、「プラセンタには、生物にとって必要不可欠な多くの栄養が~」と申しました。そこでプラセンタの成分が気になった方のために、主に含まれる重要な成分をご紹介したいと思います!

■約10種類以上のアミノ酸・・・たとえばロイシン、バリン、リジン、スレオニンなど、お肌を美肌に導くアミノ酸がプラセンタには豊富に含まれています。しかも食品からとれるアミノ酸は、摂取してもほとんど身体の外に排出されてしまうのに対し、プラセンタのアミノ酸はそもそもの構造が違うため、とても吸収率が高いのが特徴です。

■糖質・・・グルコースやショ糖などがそれに当たります。「糖が不足すると、脳のはたらきが鈍る」とはよく聞きますが、まさにそうなんです。糖質は人間のエネルギー源であるほか、細胞の構造を健全な状態に保つのに欠かせない成分でもあります。

■ビタミン類・・・プラセンタは、ビタミンB1、B2、B6、B12、C、D、E、ナイアシンなどのビタミン類も豊富です。体内で作ることが不可能なビタミンですが、身体のあらゆる機能を正常にしてくれる機能をもっており、生きていく上で非常に不可欠な栄養素なのです。

■核酸・・・もとが胎盤であるプラセンタには、遺伝子に関係している成分もあります。核酸は遺伝子を正常に修復して、新陳代謝の調整をしてくれる大切な栄養素。遺伝子にはたらきかけ、老化の進行を止めてくれるのが一番の特徴と言えます。実はヒトの体内でも作ることが可能な栄養素ですが、年齢を重ねるにつれ減少していってしまいます。そのため外部から取り入れることで、エイジングケア効果が期待できるのです。

■タンパク質・・・”人間の身体の原料”であるタンパク質。人間の身体は約6割が水分でできており、その水分の次に多いのがタンパク質です。これがないと、血も筋肉も作れなくなってしまいます。

そして、プラセンタが美容や健康に良いと言われているのは、成長因子”と呼ばれる特別なタンパク質が含まれているからでしょう。

もともと胎盤には成長因子を作り出すはたらきがあり、その成長因子は、ほかの栄養素と一緒に赤ちゃんに送り込まれます。すると成長因子は赤ちゃんに、細胞分裂し成長するのを促すだけでなく、その際に、各細胞がどのような細胞になるべきかという情報を与える役割ももっています。

そしてプラセンタを摂取することによって、成長因子は大人にも同じようなはたらきをしてくれるのです!その仕組みを順を追って説明すると…

①成長因子が、老化したりダメージを受けている細胞を見つけ出す。

②細胞分裂するよう促すことで、身体全体の細胞分裂が活発になる。

③衰えていた細胞がみるみる若返って、新陳代謝も活発になる。

④それによってホルモンバランスが整ってきたり、自律神経にも作用する。

プラセンタに成長因子が含まれていることで、様々な症状を根本的に改善!

しかもその相乗効果のおかげで、身体全体が正常化していく良い循環が出来てくる!

つまり、プラセンタの効果とは →身体を正常化させるため、細胞から新しく作り変えていくこと。これこそがプラセンタのもつ特徴であり、俗に「若返りのエキス」と呼ばれる理由です。

プラセンタにも種類がある

広く使用されてきているプラセンタですが、その種類によって特徴に違いがあるのはご存知でしょうか?まずプラセンタの種類は、一般的なもので豚・馬・羊・ヒトと4種類あります。(は狂牛病の影響により、2001年に利用禁止となりました。)現在日本で主に使用されているのは、羊を除く3種類となります。では、それぞれ簡単に解説したいと思います!

■豚プラセンタ・・・豚は1年に2回出産でき、一度に10頭ほど出産します。つまり量産が可能で安価なため、日本では最も広く流通しています。

■馬プラセンタ・・・豚の次に多く使用されているのがこちら。馬は1年に一度しか出産できないのと、その多くが管理の行き届いたサラブレッド。そのため価格は決して安くはなく、高級品となってしまいます。ですが、豚と比較すると安全面や品質の面でとても優秀です。馬はもともと病気にかかりにくい上、そのプラセンタに至っては、アミノ酸が豚プラセンタの数百倍も含まれています。しかも豚プラセンタに存在しない成分も確認されている、とのこと。

■ヒトプラセンタ・・・文字通り、人間由来のプラセンタです。病院やクリニックなど、医療機関でしか取り扱われていません効果も安全性も非常に高いですが、コストもかかります。美容目的での利用となると、治療ではないため保険適用とはならず、全額自己負担となります。

ちなみに羊プラセンタはヨーロッパなど海外では人気ですが、狂牛病問題もあってか今の日本ではほぼ扱われていません。どうしても欲しい場合は、海外のものをインターネットで買うという方法があります。しかし化粧品の審査が厳しい日本製ではないので、安全面が心配です。購入する前に、生産国や原材料をしっかり確認しましょう。

それと、最近よく見かける水溶性プラセンタ”。いったい通常のプラセンタと何が違うのでしょうか。これについて簡単に説明すると…

水溶性プラセンタは通常のプラセンタよりも成分が安定しているのと、水に溶けやすい性質があり、そのため吸収力が高いと言われています。私の知る限りでは、これを含む化粧品などの成分欄には”水溶性プラセンタエキス”と表記されることがほとんど。医薬品としては、主に更年期障害肝疾患の治療薬として活用されており、プラセンタ本来のはたらきや効果がより発揮されやすい優れものでもあります。

プラセンタの使用方法について

プラセンタの使い方には大きく分けて3つの方法があります。方法によって即効性(効果が現れる早さ)が異なったり、コストや手間などの手軽さにも違いがあるので、用途や目的に合わせて選ぶと良いでしょう。では、それぞれ比較しながら解説していきます。

方法① 飲む(サプリメントなど)

いつでもどこでも摂取でき、コストや手間を考えても比較的お手軽な方法です。デメリットは、吸収するのに少々時間がかかるということくらいです。

方法② 塗る(化粧品など)

こちらの方法は、主に化粧品で使用する場合がほとんどかと考えられます。ゆえにコストはピンキリですが、プラセンタを試しやすい最もお手軽な方法だと思います。デメリットは、体内に取り込むわけではないので、プラセンタの特徴である「細胞にはたらきかけること」が生かせない点。しかし肌表面の潤いを保ってくれる効果もあるため、デリケートゾーンの黒ずみケアにはこの方法が最適でしょう。

方法③ 打つ(注射・点滴など)

プラセンタを体内にダイレクトに取り込むため、上記2つと比べて即効性はバツグンに高いです。デメリットはコストがかかることと、クリニックなど医療機関に定期的に通う必要があるということです。それとアレルギー体質の方の場合は、慎重投与とのこと。経済面だけでなく、時間にも余裕のある方に向いている方法と言えます。

プラセンタはデリケートゾーンの黒ずみにも効果アリ!

プラセンタがデリケートゾーンの黒ずみに効く理由、知りたいですよね。それはズバリ!プラセンタがもつ、新陳代謝を活発にし、メラニン色素の排泄を促す作用が関係しているんです。つまり、この作用のおかげで黒ずみが改善されるわけですが、プラセンタが黒ずみにアプローチしてくれるのは、それだけではないのです!

プラセンタには、メラニン色素の生成に深~く関係する”チロシナーゼ”という物質のはたらきを抑える作用もあります。さらに活性酸素を除去する作用もあり、それによって黒ずみのもとであるメラニン色素の生成を阻止よって、皮膚の黒ずみを根本から防いでくれるという仕組み。プラセンタが美容や健康だけでなく黒ずみにも効果があるというのは、これらの作用が大いに貢献しているからと言えるでしょう。

プラセンタって安全?副作用はあるの?

メリットばかりが目立つ印象のプラセンタですが、「安全性はどうなんだろう?」と気になったので調べてみました。すると、意外な事実が明らかに!

プラセンタの安全性や副作用に関しては、特に問題なさそうです。(それでもすべての人にアレルギーが起こらない保証はないので、心配な方は使用前にパッチテスト等による確認がおすすめ。)

そして意外な事実に関してですが、プラセンタの注射をしたい皆さまに、気に留めておいていただきたいことがあります。厚生労働省の指針により平成18年ごろから、ヒトプラセンタを注射した人の献血を制限する措置を、日本赤十字社が実施しました。以下の文は、厚生労働省のホームページから一部抜粋し、皆さまにも分かりやすいよう若干の編集を加えたものです。

「同注射剤(ヒト胎盤エキス(プラセンタ))による変異型クロイツフェルトヤコブ病感染事例は報告されていないが、輸血や臓器移植と同様にヒト由来の臓器から製造されていることから、変異型クロイツフェルトヤコブ病の伝播の理論的なリスクが否定できないため、念のための措置として、その使用者について問診により献血を制限することとする。」

つまり、「ヒトプラセンタから変異型クロイツフェルトヤコブ病が感染した例はまだないけど、理論的にちょっとだけ心配だから献血はとりあえず禁止するよ~。」ということなのです。過去1年以内に海外への渡航経験がある人も、「何かしらの感染があるかも」といった感じで献血は禁止されていますよね。まぁそんな具合で「念のための措置」なのでしょう。ですので特に心配する必要はないと思いますよ。(献血好きの方は要注意ですがw)

プラセンタが入っている黒ずみケア製品

私が愛用しているデリケートゾーン用の黒ずみケアアイテム、ハーバルラビット。実はこれにも、”水溶性プラセンタエキス”が有効成分として含まれているんです。

そして当サイトでもハーバルラビットと同様にご紹介している、薬用アットベリーにも有効成分として水溶性プラセンタエキスが。他にもピューレパールに、水溶性ではないけれどプラセンタエキスが入っているんですよ。

ここまで読んでくださった方は、きっとプラセンタにとても詳しくなったのではと思います。黒ずみを根本から撃退してくれるプラセンタを活用して、効率的かつ効果的なデリケートゾーンの黒ずみケアをしていきましょう!

デリケートゾーンの黒ずみを解消できた私は、油断するとまた黒ずみが発生すると聞いたので、それを予防するために今でもデリケートゾーン専用のハーバルラビットでケアを継続中です。気になった方は下記のレビューをご覧くださいね。

黒ずみケアにはハーバルラビットがオススメ!

2017.03.06